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Freedom Resurrection Online  作者: 零侶
2章 第二陣と王都防衛戦
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死闘と温泉回

アルトは雪山を歩きながら『魔剣カメレオン』を使いモンスターを狩っていた。


「対人戦用だな、これ」


魔剣カメレオンはMPを消費することで透明になる、1分間でMP10消費なのでコスパはいい

さらにMPを消費することで刀身を伸ばせれるが最大30cm程度でMP30消費する せめて、蛇腹剣になればいいのだがここはケー5に相談だな

プレイヤー産の魔剣で他の魔剣と比べてもそこそこな性能が感想だった。


次の魔剣に切り替えて、迫りくるスノーウルフの群れと戦う

アルトが魔剣を振ると余波で周りの雪が溶けていき、斬ったスノーウルフからは焼けた臭いを出しながらドロップだけ残して消えていく


太陽の剣サンライトソードは火と光の2属性を持つ、王城で手に入れた魔剣 朝から昼の太陽が出ている間は性能がぐーんっと上がり、夜は性能ががくっと下がる


対となる月の剣ムーンライトソードがあれば2本装備で朝から夜まで性能は下がることはないらしい 説明文に書いているが・・・・どこにあんだよ


「雪山を歩くのは楽になるか」


その後、スノーウルフの群れにまた遭遇し倒した。

山頂に付くとそこには背中に羽根があるが体格には決して合わない、マッチョな悪魔がいた。


「現地人違うな天上人か」

「お前は悪魔か、飛べないだろその図体で」


武器を魔剣カメレオンに切り替えて構える


「ほう、我と戦うか」

「悪魔ならすでに狩っている」


マッチョの悪魔はいつの間にか目の前に現れ、右ストレート、魔剣カメレオンの剣の腹でガードをするが


「マジかよ、破壊しやがった」


魔剣カメレオンはただのワンパンで破壊された。この間、倒した中級悪魔とはレベルが違い過ぎる


アルトは武器を妖刀に切り替えて、居合い状態で構えた


「魔剣か面白い」


悪魔は先程と同様に瞬時に目の前に現れ拳を振るうが居合いの射程範囲に入っていたため、妖刀を抜き悪魔の右腕を切り落した。攻撃と同時に追撃効果が悪魔にダメージを与える


妖刀『邪龍之滅爪』は1度の攻撃で追撃が2度発生する。

邪龍ゲージが増えることで徐々に能力が解放されていく


「我はゾディアック12将が1人、タウロス 天上人よ名を名乗れ」

「魔剣士アルト」


タウロスとアルトの死闘は続く



その頃、フィーアでは


「ミリーゼ、ここが温泉だよ」

「私たちも同行してよろしかったのですか?」

「男共がいないからいいんだよ、ソフィアとサクヤには手伝ってもらうこともあるし」

「そう言ってもらえるとありがたいです」


ミリア、ミロク、フィオ、ミリーゼにソフィアとサクヤが同行してフィーアに来ていた。

アップデートのおかげでソフィアとサクヤをパーティーメンバーに加入、ミリーゼをゲストメンバーにすればワープ像で移動することが可能だ


温泉に入る前に脱衣所で服を脱ぐのだが


「皆さん、着替えるのが早いのですね」

「ソフィアさん、天上人の皆様には特別な力がありますのよ」


ミリーゼ、ソフィア、サクヤは服を脱いでいく


「みんな、発育よくてズルい」

「フィオさんもそのうち大きくなりまよ」

「でも大きすぎるのも問題ですよ 特に殿方の視線が」

「あ〜分かる、男ってすぐに胸を見るから」

「アルトくんは紳士的だよ」

「そうですわね、アルト様は寝ていて無防備な私に手を出しませんでしたし」

「そんな事あったの?」

「ありましたよ、ブランに顔を舐められて起きました」


ミリーゼたちは裸にタオルを巻いて、入浴する準備が出来た いざ温泉へ


「屋敷の大浴場も大きいですけど、開放感がありますわ」

「景色がいいですわ」

「お隣は殿方の方でしょう、覗かれませんか?」

「覗けないようになっているから大丈夫だよ」

「身体を洗ってから入ろう」


ミリアたち3人のフィルターはOFFのため、ミリーゼたちの裸を見ることができる


「でもあれだよね、現実の身体にもあるホクロの位置がこっちでも同じなんだよね」


フィオが左太腿にあるホクロを見せる


「もしかして、現実の身体がこっちに来ていたりする?」

「そんなことないと思うけど」

「ピアスシリーズで穴を開けたら分かるはずよ」

「嫌だよ、穴開いたままだよ」

「身体に傷をつけたくないな」

「結婚前の女性としては身体に傷がない方がいいですわ」

「騎士団所属ですので、擦り傷、切り傷は多いですがお仕事ですから」

「私は日頃からデスクワークですので、肩が凝りますわ」

「みんな、大変なんだね」


ミリアは温泉に2つの物を持ち込んだ


「ミリア様、何をしているのですか?」

「こっちの卵は聖竜の卵でこっちは普通の卵だよ 温泉卵を作ろうかなって」

「ミリア、聖竜の卵を食べるの?」

「違うよ、温泉に温まれば産まれると思って」

「ミリアさん、卵を生で食べるのですか?」

「サクヤちゃん、生でも食べるけど温泉で温めると温泉卵って言って別物になるんだよ」


温泉を楽しんだ一同は着替えて、フィーアの町を散策する。


「温泉卵、美味しかったですわ」

「トロンとしてすぐに飲めました」

「和食に合いますね」

「たまにはのんびりするのもいいよね〜」

「ケー5のやつたまには役立つわ」

「アルトくんは今頃、何してるんだろ」

「アルトなら妹ちゃんに外套を渡しに行ったけど」

「フィオさん、今の話をもう一度」

「アルトが妹ちゃんに会いに行った」

「アルト様に妹様がおられたのですか」

「いるよ、凄い美人な妹ちゃん 会ったことないけど」


女子会はクランハウスに帰ってお開きになった。




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