ゲーム内で兄妹出会う
怜は19時前に部屋から出てきた。昔から約束を守る子だから信用はしている
「レン兄、ごはんは?」
「今日は唐揚げだ」
俺はレモンを絞らない派で怜は絞る派だ 別々に盛り付けているから喧嘩になることはない
「報告があるよ」
「言ってみ」
「レベル15 メイン職シーフ、サブ職格闘家にしたよ」
「怜にいいことを教えよう、投擲系のスキルは取れよ、忍法はTPとMPを両方消費したりするから20レベルで格闘家から魔法使いに変更した方がいいかもな」
偶然、王都でえロフに会った時に忍法について聞いておいたから間違いないだろうメイン職忍者だったし
「どこからの情報?」
「忍者の知り合いからの情報」
「ふ~ん、あとNPCからの依頼は全部やってるよ、町の中でも隠密系のスキルを使っているよ」
「怜のアバターはどんなの?」
「これこれ」
ゲーム内のスクショを自分のスマホに送ったようだが
「怜、ナンパ多いだろ」
「うん、しつこいよ」
怜のアバターは歩くR18禁、今にもはちきれそうなバストがヤバイ 黒髪の美しいストレート、海外モデルクラスの身長に超巨乳、おしりは大きすぎない程度で血の繋がってない妹、義妹なら結婚まで考えるコース
「身体まで隠せる外套を買うか?」
「あると便利そうだけど、お金がないよ」
「今、どこにいる?」
「アインに着いてログアウトした所だけど」
「黒で能力なしでいいなら調達して渡すぞ」
「いいの?」
「ようやく同じゲームが出来るんだ、今まではジャンルが違いすぎて無理だったけど、あと外套だけな、怜が装備できない武器しか持ってないから」
「どんな武器?」
「魔剣、触れると即死する魔剣とか触れると凍りつく魔剣とか」
「魔剣凄すぎ」
「アインの教会に集合な、あそこなら人が少ないし」
「分かった、お兄ちゃんありがとう」
久しぶりにお兄ちゃんと呼んでくれたな、怜は部屋に行き、俺は洗物を済ませてから部屋へに戻りログインした。
「アルト、早いじゃん」
「フィオはこれからミリーゼを連れて温泉だろ」
「そうそう、アルトは?」
「妹が歩く18禁だから身体を隠せる外套を買って届けるんだよ」
「どんな感じよ、それ」
「昼間見せた写真あるだろ、あれに女シーフの装備」
「やば、私でもナンパしちゃうよ」
「そういえばミリーゼは?」
「着替えてるよ、アルトに買ってもらった服を着てお出かけとか言ってた。」
「俺は急いで逃げるな」
アルトはクランハウスを飛び出し、生産ギルドが店を出している区画へ たまに買い物をしに行く店へ
「お、魔剣士さん、聖女ちゃんか王女様は?」
「今日は1人だ、黒い外套を探しに来た」
「それなら、装備強化した結果の物なら数点かあるぞ」
「急いでいるから素早さが高いやつを頼む」
「素早さ+10の黒の外套だ」
「値段は?」
「10万」
「高い7万」
「9万でどうだ」
けっきょく8万3千で買い、王都の中央広場にあるワープ像からアインへ飛んだ
アインに着くと人がゴミのようだ、とにかく多い 教会へ向かうと黒髪の巨乳美女が待っていた
「お兄ちゃん、遅いよ」
「アバター名も同じなんだな」
「わかりやすいでしょ」
「とりあえず、これな」
黒い外套をレイに手渡した。
「お兄ちゃん、ありがとう」
レイはさっそく装備した。フードは被ってないが身体を隠すことに成功した。
「今日の目標は20レベルまで上げるから」
「頑張って来い」
レイは去っていき、俺もワープ像でフンフに移動した。
フンフからゼクスまでの道のりは山を登るしかなかったがトンネル開通クエストがあり、NPCのドワーフがリーダーを務めている
今回は残りの魔剣の検証に来ているためアルトは山登りをするのであった




