中間テスト後
1章終わりです。
テスト1週間前になったため、FROにログインするのは2時間のみ、勉強の合間の息抜きにもなるし、ミリーゼとのんびりできるのも楽しかったから文句はなかった。
中間テストも終わり、駅前のガストでテストお疲れさま会
「俺、日替わりランチでいい ドリンクバー」
「私もレンくんと一緒の ドリンクバーで」
「もっとガッツリ食べないの？私、オムライスとドリンクバー」
「私はカルボナーラとドリンクバー」
山本がタッチパネルでメニューを操作してカートに入れている
「俺はミックスグリルでいいや、ドリンクバー」
「ランチでも高いの選んだね」
「山本、金持ちか」
「ちげーよ、テスト終わったから奮発、自分へのご褒美」
「赤点だと笑えるわね」
「山本くんも分からない所聞いてたし多分大丈夫かと思うような気がするよ」
山本はともかく、俺も手応えはあったからな
「それよりも明日から6月だろ」
「梅雨は嫌だな」
「洗濯が干せないし、生乾きの臭いが嫌なんだよな」
「そこの夫婦、洗濯漫才しない」
「し、してないよ」
「俺と妹の洗濯物が多いから仕方ないだろ」
「草薙、しれっと夫婦の所スルーしてない？」
「三島、スルーだろ 普通」
山本が言いたいことは分かるがあえてのスルーだ
「明日から第二陣だろ」
「そんな話もあったね〜」
「兄貴たちがソフトの予約してたわ」
「妹も明日デビューだ」
「で、レンの妹の写真見せてくれよ」
「いくらお前でも怜に手を出したら社会的に潰すからな」
「草薙、怖」
「レンくんは妹思いのいいお兄さんなんだ」
「ミリア、違うからただのシスコンよシスコン」
錬治はため息を吐きつつ、スマホから怜の写真を見せる
「ちょっと、待て 姉か母親 もしくは彼女の間違いじゃないのか」
「妹の怜だ、身長は170はある」
「え、デカ おっぱい大きい 中学生に負けた」
三島は全体的に小さいから仕方ない、怜のスペックがおかしいだけなんだ
「草薙、AIで加工とかしてない？」
「水谷、俺がそんなことをするやつに見えるか」
「目元がレンくんにそっくりだ、レンくんの目は死んだ魚だけど」
「ミリアさん、それ褒めてるの？」
今後のスケジュールの話し合い、7月の頭から期末テスト、6月末にイベントがあれば今回は諦める方向
「第2土曜に新クランメンバーのオーディションを行うからな」
「山本、参加方法とかどうするの？」
「当日、王都の広場」
「採用の目安は？」
「NPCの好感度が高い方が優利でいいだろ
ミリーゼもいるし、奴隷雇用制度も活用するつもりだからな 面接官にはミリーゼ、ソフィアさんとサクヤさんにも頼むか？」
「草薙、ソフィアさんとサクヤさんって誰よ？」
「水谷、スクショ貼っただろ
ミリーゼのお茶会仲間でソフィアさんはうちの隣の屋敷に住んでいるハインツ伯爵令嬢
サクヤさんは妖刀くれた、トーヤマ伯爵令嬢だぞ、トーヤマ伯爵はバトルアックスを持った騎士団長らしい、見たことないけど」
「ソフィアさんは無茶苦茶可愛いんだぞ」
「山本くんはお口にチャックで」
「確かにミリア目当てやミロク目当ての男は多いと思うけど」
「あ〜あれだ、アルト目当ての女子も多いぞ」
「アルトくん格好いいし、モテるもんね」
ミリアさんの目が怖い
「NPCへの好感度、加入理由くらいでいい？」
「そうだな、ミリーゼに頼んでソフィアさんとサクヤさんに協力を取り付けないとな」
「面接官は2人で、3組に分ける、残りの2人は列の整理」
「俺と山本が列整理でいいんじゃね」
「何言ってんだ、俺と三島が列整理だ」
14時くらいまで話し合い、解散した。
20時にログインして今日はフンフに行くために門番モンスターを倒す目標
当然、ミリーゼも連れて行く 夜が楽しみになった
1章を10万文字までと目標を立ててなんとか終えました。掲示板スレで文字数稼ぎは卑怯だと書いてて思いました。
2章は6月、第二陣のプレイヤーが続々と、掲示板の人たちのプレイヤーネームも解禁に
今後ともよろしくお願いします。
