幸運3獣士(兎猫梟)
指が筋肉痛です。寝落ちして遅れました。
「そうですね~大福ちゃんのような大きめの子とクロちゃんみたいな小さめの子がいいですわ」
難しい注文が来たよ、テイムしたモンスターはペットではない 大福は戦えるし馬車を引いてくれる クロは戦った所を見たことないが魔法が使えるし
「ミリーゼ、どういうことができるモンスターをテイムするか考えてくれ」
「大きくて力強い子がいいですわ」
クマとかパンダみたいなやつか、第5の町フンフの近くは雪の積もった森で町の裏には雪山、そこを越えると隣りの国と1番近い第6の町ゼクスがある クマの目撃情報がない
王都から西へ向かうと密林と湿地帯が広がっており、その先に第7の町ズィーベン、さらに西へ行くと砂漠地帯が広がっており、オアシスに第8の町アハトがある
「フンフに行く途中の森かズィーベンに行く途中の密林辺りか」
「フンフに行く途中の森に行きましょう」
ミロクとミリアがログインして来た。
「おはようございますわ」
「おはよう、ミリーゼちゃん」
「おはよう、ミリーゼ」
「アルトくん、目的地は決まったの?」
「フンフに行く道中の森に決まったけど、防寒具買いに行かないとな」
女子3人と男1人で大福が引く馬車に乗って防寒具を買いに来た。
「防寒具は装備を外さないとダメなの?」
「装備の上から着た状態になるのとON/OFFで防寒具を見せたり隠せたりどちらかと言えばスキンみたいなもんだな、寒い場所とか暑い場所だとHPが徐々に減っていくからな」
「勉強になる」
「そこまでは知らなかったわ」
「ミリーゼはどういう仕様か分からないけど」
「私たちの場合は上から着ますわ、水着も脱いでから着ますし」
夏の大型アップデートは水着追加だな、浴衣も追加があれば風流なんだが
「私たちとは違うんだ~」
「アルト様は私の水着姿を見たいですか?」
ミロクが手を開いたり閉じたりしてアイアンクローの準備をしている。あれ手が光ったらシャイニングフィンガーだろ ガンダムファイト国際条約第1条だろ ケー5、何回リタイヤしてんだ
「言うと悲惨な目に合うから言わないけど、見れる日を期待してるよ」
アイアンクローを喰らうことはなかったが全員の防寒具の支払いをさせられた。
「ダウンじゃなくてコートだけだったとは」
「でも色がたくさんあったよ」
「アルト様、ありがとうございます」
俺は黒のコートと黒の手袋、赤いマフラー、ミリアは白のコートとピンクの手袋とマフラーとニット帽、ミロクはグレーのコート、黒の手袋とマフラー、ミリーゼは白のコートに白の手袋とマフラー、ニット帽 銀髪のせいなのか雪の妖精っぽくなった。
防寒具を1つでもあるとなしだと、ありだと20秒間にHPが1削られるのに対し、なしなら10秒間にHPが1削られる
俺とミロクは前衛職でHPも多いため3つにしたがミリアとミリーゼは俺とミロクよりHPが低いため4つ 防寒具は他にも腹巻や毛糸のパンツ、スキーやスノボーをするやつが着けているゴーグルも防寒具扱いだった。
王都の東門から出て北に向かう、北門はあるが貴族や王族専用門で公務以外のミリーゼは平民扱いのため使えない あの国王もそういう所はしっかりしている
「ミリーゼのお兄さんは何しているんだ?」
城に行った時、会うことがなかったため聞いてみることに
「クラウゼルお兄様は王太子として『ツェーン』でお仕事をなさっていますわ」
ここで第10の町の名前が出てきた。今のバージョンはゼクスまで行くことが可能な町でズィーベンに行く途中の密林までなら行くことが出来る。
海外だとゼクスに着いたプレイヤーが出てきている 俺たちは地道に成長していくさ
「到着したわね」
馬車から降りて、ミロクは馬車を収納、今回は大福もお供だ
「あまり北に行き過ぎるなよ、フンフの門番モンスターは行動範囲が広すぎるからな」
フンフの門番モンスターは白い狼の見た目をしているフェンリルだからだ、情報だと両足に鎖が巻きつけられている状態で真のフェンリルではないらしい『神獣の寝床』というダンジョンのボスにフェンリルがいる、いまだに攻略者0
まずミロクは木の上で寝ている梟の姿をしたモンスター『ラックオウル』を見つけてテイムした。ラックオウルのエンカウント率はかなり渋い見つけたことが奇跡に近かったりする。これでミロクのテイムモンスターは兎、猫、梟、幸運の象徴っぽいモンスターが集まった。
ラックオウルの名前はラッキー
ミロクはクロを呼び出して、3匹を連れてモンスターを探している。パーティー全員、激運状態になっており今ならなんでも出来そうだ。
「アルト様、あれを」
ミリーゼが指を指した方向には妖精が飛んでいる。『スノーフェアリー』出現場所が今いる場所のみでラックオウルよりもエンカウント率が低い、ポケモンでいうと色違い御三家を手に入れるためのリセマラレベル サンムーンまでなら可能
「テイムしたいです。」
「ミロク、助言くらい」
「そうね、友達になりたいとか誠意を込めてテイムね、相手によるけど強さをみせたり、食べ物で釣ってテイム 大福は弱らせたし、クロは食い意地、ラッキーは寝込みを襲ったような感じよ」
「最後の方は無視でいいぞ、とりあえず誠意を込めてテイムだ」
「頑張ってみますわ」
ミリーゼはスノーフェアリーに近づき、テイムをすると・・・・・・1発で成功してしまった。
「激運状態はすごいな」
「そうでしょ、ラッキーをテイム出来たのは大きい成果よ」
「アルトくん、頭にラッキーちゃんが乗っているけど重くないの?」
「重くはないが鉤爪が刺さってHPが減っているぞ」
スノーフェアリーを連れたミリーゼが戻って来た
「テイム成功しましたわ」
「おめでとう、名前はどうする?」
「ネージュでいい?」
スノーフェアリーは頷いた スノーフェアリーの名前はネージュに変わった。スノーフェアリーの見た目はミリーゼにそっくりだ
「大きいモンスターをテイムしたいのですがネージュは心当たりありませんか?」
ネージュは考えるポーズをしながら指をさした方向へ行くことにした。




