サタンからの報告
初詣から帰って来たら夕方
「撮った写真はグループに送って」
グループは草薙家のSNSのグループでミリアと楓は正式に加入している。
喧嘩しても俺が謝ると思うし、嫌な部分を見ても指摘くらいはするかな、別れないように外堀を埋められている気がするのは気の所為だろうか
着物を着ていた女子たちは着物を脱いでラフな格好
「短パン、キャミソールにフリースって」
「レンくん、CKだよ、下着だよ 可愛いでしょ」
「レン、この生地凄く触り心地がいいから触ってもいいよ、そのまま揉んでも欲しい」
「楓ちゃん、だいたん」
「ミリアも触ってもらえばいい」
CKとはカルバン・クラインのことだ、確かにあの下着を着ている女の子は可愛く見える 下着のデザインがノンワイヤーで肌着に見えるところが凄い
夕食後、アーニャは写真の編集作業で忙しい、怜はログインして友達と遊ぶらしい
「俺たちも行くか」
狭いベッドで3人川の字になりながらログイン
「マスター、待っていたぞ」
ログインして早々金髪ロン毛のホストを殴りそうになったがサタンだった。
「報告だ、魔界で蝿の眷属共がゾディアックの拠点を見つけたがもぬけの殻」
「魔界だと俺が行けないだろ」
「魔界になら、俺がゲートを開いてやれば行けるぞ」
「今、知ったわ」
こいつ、会話の主導権を握るつもりか?
「こちら側でやつらの拠点らしき場所を見つけたが悪魔では侵入出来なかった。」
「おい、おい、悪魔が侵入出来ないって教会か?」
「そうだ、聖王国の辺境にある人がいない村の寂れた教会だ、これを見ろ」
サタンが取り出した丸い球から映像が映し出され
「サソリと山羊は確認できるな」
サソリのような尻尾を持った男と山羊のような角をした男が聖職者、それなりの身なりをした男に武器が大量に積まれた木箱と何かを交換するようだ。
「サタン、聖職者は何を渡したんだ?」
「あれは穢れた魂を集めた水晶、黒いだろ、あれは罪人の魂を集めて凝縮した物 俺たち悪魔は魂を食うと思われているが人間と変わらない食事をしている。見た目的に魂を食うと脅すことはするがな(笑)」
笑い事じゃねーよ
「儀式で使う物だろう」
「いつまでに襲撃するべきだ?」
「おそらく新月の夜、儀式をするはずだ、数も減っているし、全員集まるだろう」
「新月はいつだ?」
「10日後だな」
長いサタンからの報告が終わり、サタンは帰っていった。
新しいタキシードに着替えた俺は1階で新しいドレスを着た絶世の美女たちと合流する。
「遅かったね」
「サタンからの報告があったから」
「アルト、感想は?」
「2人は俺が守る」
「アルトくん、あと4人も守らないとね」
「そうだった。」
ギルドの馬車に乗り、城へ 御者はセルとエル ルビーは俺の服の中にいる。
「ロザリーはなんでいるんだ?」
「パーティーだからよ」
「真面目に答えろ」
「私だってアルト以外の男からちやほやされたいのよ、昨日だってドレスだったらメイド服の方がいいとか言われて着替えたら」
「ちやほやされたんだろ?」
「おしりをいっぱい触られたのよ 全員ビンタをかましてやったわ」
「今日はなるべく暴れないよう」
馬車は城へ到着した。




