押しかけミリアと楓
12月23日土曜日
明日はクリスマスパーティー略してクリパ、参加者は高校生組と中学生組、あとアーニャ、アイドル2人は今日からクリスマスライブらしく25日は朝から撮影だけでFROのイベントに参加出来るらしい
朝9時に家のインターホンが鳴り響く、こんな朝早くに宅配くらいだと思うけど、ドアを開けると
「おはよう、レンくん」
「おはよう、レンジ」
ミリアと楓さんがやって来た、2人ともキャリーバッグ持って来てるけど
「寒いから中に上がってよ」
「「 お邪魔します。 」」
心の中では邪魔するなら帰って〜ってツッコミたい
2人を椅子に座らせて、コーヒーを3人分用意して配膳してから向かい合うように席に座り話し合い
「キャリーバッグなんか持ってどうしたんだ?」
「レンくんの家にお泊り」
「駆け込み妻」
ミリアの方は夏に泊まったからまだ分かるけど、問題は楓さんの方だ駆け込み妻ってなんだ?
「それとね、2人でレンくんを共有することにしたから」
「共有って何?怖いんですけど」
「大丈夫、私たちがレンジの彼女だから」
「いやいや、重婚は認められてないぞ」
「レンくん、婚姻届けなんて出さなくてもいいんだよ」
「レンジ、双子をまとめて彼女にする漫画だってあるんだよ」
「それ漫画知識」
俺は熱々のコーヒーを飲み干して覚悟を決めた。
「俺も2人のことは好きだよ」
「レンくん、FROでハーレム作っているのは知ってるからね、いいよね」
「レンジ、ハーレムは慣れているでしょ、人数は少ないから大丈夫よね」
この日初めて彼女が2人出来ました。FROですでにいるだろうって?別の話だよそれは
「あと、ミリーゼちゃんには報告済みだから向こうでもよろしくね」
「秘湯で混浴」
「なぜ、それを」
「ロザリーが言ってました。」
あのおしゃべり吸血姫
アーニャは朝早くから仕事、サンタの衣装を来て司会の隣にいるアシスタントの仕事
怜は今、起きてきた。
「おはよう、お兄ちゃん」
「おはよう」
「あれ?ミリアさんと楓さんだ」
「怜ちゃん、私たちのことはお義姉ちゃんと呼んでいいからね」
「お兄ちゃん、どういうこと」
「俺もさっぱり」
「レンジ、照れてる可愛いな、抱きしめたくなるね」
「いつも通りに呼ぶね、お兄ちゃん、羽目を外しすぎないようにね」
最後だけ殺気が籠もってたように思えた
「私たちはレンくんのお部屋だね」
「レンジ、今夜は寝かさないから」
「楓ちゃん、大胆」
「ミリア、積極的に行かないと」
波乱の冬休みがこうして幕を開けた




