ラスティナを空輸
俺の予定が、そもそも予定なんてないのだが変更になった。
「ライト、頼んだ」
「ご飯は青椒肉絲がいいな」
「分かった」
ドラゴンたち、聖獣たちは雑食何度でも言うぞ雑食だから何でも食べれる ペットとは違うのだよ
という理由でレラルヴァ王国からエルートレント王国までラスティナを空輸している。
「エルまで付き合わなくてよかったんだぞ」
「セルに休暇をもらっているので」
「それならいっか」
「はい」
季節は冬、空の上はとても寒いため『エアーシールド』は必須、戦闘向きの魔法ではないのは確か
「アルト、今日は泊まって行くでしょ?」
「こう見えて忙しいんだよ」
「全然暇そうにしか見えないけど」
「弟子の店の新商品を考えたりとかギルメンの訓練に付き合ったりとか忙しい」
「婚約者のご機嫌を取るのも仕事よ」
「それは今やってる」
家まで送っているのだ、文句は言わせないぞ
エルートレント王国領内に内に入り、森の中から城が見えて来た。
「ラスティナ、そろそろ降りるぞ」
「もう、もうちょっとだけ」
「城まで送るでいいか?」
「ならいいよ」
ライトは地上へ降りて元の小さいサイズに戻り、歩いて城まで
「門番が言ってた通りだな、馬車の方が良かったな」
ラスティナは大人気過ぎて、道行く人全てと挨拶しながら城まで行くことになった。
「ラスティナは人気だな」
「こう見えて民に慕われている。お姫様なのよ」
「どこのお姫様も慕われているな〜」
城まで到着したのだが
「思い出したわ、キャバリング聖王国から送られてきたの聖剣だったわ」
「俺に確認しろと」
「そう、アルトは聖剣、魔剣、神剣以外持てないでしょ」
「妖刀、魔刀、龍王武器なら持てるぞ」
「そういうことでお手伝い」
城に入るなり、宝物庫へ案内される。
「色んな物があるな」
「私たちより前の時代のエルフが使っていた物だらけよ」
神弓、聖弓、魔弓、天弓もある
「エル、天弓ってなに?」
「天使専用の弓のことですよ、1等級の物ですね」
天使専用武器、天◯は天使以外の物が触れると天罰が起きるらしい
地上に降りた天使の子孫も扱うことが可能だが性能を100%引き出せない
「マスターたち、天上人も天武器は使えますよ」
「マジで!!」
衝撃の事実を知ったあと、ラスティナから1本の剣を見せられる
「ラスティナ、触るぞ、聖武器とか天武器なら俺は持てるがその他の武器だと崩れるぞ」
アルトは自称聖剣に触れるとボロボロに崩れた。
「偽物だったな」
「普通、分からないから」
「マスターですから」
「うんうん、ご主人だからね」




