神槍と巫女と聖女2
バイコーンとヒッポグリフは短時間で殲滅された。
「紅葉さん、巫女職ですよね」
「そうよ、全ての攻撃に炎属性が追加されちゃうから火力は伸びるわ」
「ミリア、適材適所よ」
「アナスタシアさん」
ミリアも頭では分かっているが現在抱えている問題が火力不足、ヒーラーだから後方支援だけしているのはミリア的に無理だった。
そのため、色々と武器を使ったりと試行錯誤している最中
「ミリア、紅葉、予定を変えるけどいい?」
「「 ??? 」」
「キャバリング聖王国にある聖山ブランクレスドに聖なる武器が保管されているらしいから」
「アナスタシアさん、もしかして」
「そのもしかして、あとこの装備をあげるからレイが作ったのよ」
アナスタシアは装備を変更したのだがまさかの紫色のレオタード
紅葉とミリアもアナスタシアに渡された装備に変更すると紅葉は青色のレオタード、ミリアはオレンジ色のレオタード姿になった。
「アナスタシア、この装備に意味は?」
「盗みに入るならこれってレイが言ってた。」
「アニメで見たことがあるような」
「ミリア、詮索はあと」
レオタードは共通して『隠密』『気配遮断』『忍び足』『罠解除』と怪盗には必須スキルがチートクラスでてんこ盛り
「武器は普通にいつものを使えるから安心して」
3人は悪魔狩りそっちのけで聖山ブランクレスドに向かった。
3人は聖山ブランクレスドに到着したが入山するには問題が
「騎士の人たちがいっぱいだよ」
「ここはキャバリング聖王国でも重要な場所らしいから、あそこの騎士が立っている場所からしか入山出来ない、空からだと山全体に結界が張られているから侵入できない」
「眠らせた方がいい?」
「ここの警備の騎士は全員聖騎士、耐性が高いから効きづらいし防御力も高い」
「詰んでない?」
「だからこれを使う」
アナスタシアが取り出したのはドリルのような先端が螺旋状になった短槍
「『アナグラの魔槍 アンダーホール』これは土の下に潜んで移動出来る能力がある。」
ミリアと紅葉は地下から銀行の金庫に潜入する泥棒を想像していた。
「ミリア、紅葉、想像通りだから」
「読まれてる?」
「なんで分かったの?」
「アルトに教えたらみんな同じ想像するって」
アナスタシアは『アナグラ』で穴を掘り、地下からブランクレスドに入山した。
「目指すは山頂にある教会」
「帰りは大丈夫なのかな?」
「帰りはホーリーに乗ってトンズラすればいい」
「アナスタシアはどこで日本語を覚えたの?」
「先生に教えてもらった。あと漫画とアニメ」
キャッツアイになっちゃった。




