雪と魔法と血祭り2
ミロクたちは雪で歩き難い中、進んで行くと
「悪魔3体ね」
「1人1体」
「私が魔法で動きを止めて、2人が倒せばいいんじゃない?」
メープルは考えた。
不慣れな地形で全力の一太刀を振るうことが出来るかどうか?
「フィオの意見に賛成するわ」
「メープルなら3体を狩れると思ってたけど」
「ミロク、いくら私でも不慣れな地形では厳しいわ」
フィオは箒で空を飛び悪魔たちの頭上から
「『ライトニングチェーン』」
雷属性の鎖で麻痺効果もある拘束魔法を発動し、3体の悪魔を拘束
ミロクとメープルも武器を構えて
「『極 黒拳』」「『桜流古式剣術 雪月華』」
ミロクの拳は悪魔1体を屠るには十分過ぎた威力、メープルの剣技は2体の悪魔の首を刎ねた後、頭と体が氷漬けになった。
「これで悪魔の反応は消えたはずよ」
ミロクは悪魔レーダーを確認すると
「何よこれ」
悪魔レーダーの画面には悪魔を表示する赤い点で画面が埋め尽くされていた。
「遺跡の時と似た感じね」
「あの時もそんな感じだったんだ〜」
「私、聞いてないけど」
「救援部隊は私とレイとケー5だったよ」
「戻ったらぶん殴る」
空から下級悪魔が約1000体降って来た。
「本気で戦った方が良さそうね」
「最初から飛ばしていくよ」
「物量には物量よ」
「『姫大将軍の合戦の陣』」
「『メタモルフォーゼ シューティングフォーム』」
「『百鬼夜行』あんたたち、久しぶりの出番よ」
下級悪魔たちはたった3分で全滅した。
「この3人で十分強くない?今ならアルトボコれる?」
「1対1がいい」
「勝負何事にも正々堂々とよ、フィオ」
3人はジープに戻り、再び移動
「雪女、見つからない」
「雪女って男がいないと見つからないんじゃない?」
「あれは・・・・雪男?」
「どう見てもイエティだよ」
ぞろぞろと現れ、進路をふさがれた3人はイエティたちを完膚なきまで倒していた。




