再び遺跡へ3
ゴーレム工場?工房?から次の部屋に行く場所を探す
「レイ、忍犬たちは?」
「さっきからここ掘れわんわん状態なの」
3匹の忍犬は同じ場所の床を引っ掻いている。豆柴飼いたくなるくらい可愛いんだよな
「ミイナ、出番」
「そこの床をぶっ叩くんだね」
メロディから聞いた話しだがミイナは最近、ストレス発散のためにバッティングセンターに行っているらしい、アイドルの裏事情は聞きたくないけど アイドルからアイドルの裏事情を聞かされるからなんとも言えない SNSで拡散とかはしないけどな
ミイナは床を金棒で
「ふぅ、一球入魂『デストロイ・スマッシュ』」
ミイナは渾身の一撃を放ち、床は破壊され俺達は下に落ちることになった。
俺はセルに掴まれて宙吊り、メロディとミイナ、アナスタシアと忍犬たちはクリムが空中で大きくなり回収、レイはムササビの様な状態で滑空している。
「マスター、一言いいですか?」
「なんでも言ってくれ」
「ごめんなさい、もうダメです。」
セルは掴んでいた手を離し、空中からダイブ
『ブラックゲイル』を装備して全身に風を纏わせて、落下速度を落として、なんとか着地出来たがMPをほとんど持っていかれた。
「お兄ちゃん、見た?忍法『ムササビの術』」
「滑空してたやつな」
「本来、木と木の間を飛ぶような技なんだよ」
「レイはムササビというよりモモンガだな、帰ってから調べてみろ」
ムササビよりモモンガの方が可愛い、エゾモモンガは子守りの神様らしいぞ
「やっと地面」
「遺跡の下にしては広くない?」
「悪魔レーダーに反応なし」
クリムに乗ったメロディとミイナ、アナスタシアが到着した。遅れてセルも
「マスター、申し訳ございません」
セルは俺を見るなりすぐに土下座、怒ってないけど
「そんなに重かった?」
「いえ、最近出番が少ないので腹いせです。」
「ミリーゼの護衛は重要な仕事なんだが」
「これからは交代制を求めます。」
「善処します。」
なんとかなるだろう、頑張れいつかの俺
とても広い地下空間に落ちた俺達はレイの忍犬たちもお手上げ状態で困っていた。
「MAPでも分からないな、とりあえず彷徨うか」




