援軍
ゴーレムの数は減りつつあるが代わりに下級悪魔と中級悪魔の数が増えている。
「ガァァァ!!」
最後にトレノが『聖波動』を放ち、元の小さい姿に戻った。
「メェ〜」
「お腹が空いて力が出ない、鞄の中に入れといただろ」
「メェメェ」
「全て食べたからないって、エル」
エルを呼ぶと文字通り飛んで来た
「トレノにご飯、ライトも食べとけ」
「マスター、私も」
「分かった、少し時間稼いでくれ」
トレノの鞄に食料を入れていき、3人で食べるように注意もしておく、最近のトレノは食べ過ぎな気がするしお腹周りのお肉が増えたような
「もう、いいぞ」
エル、ライトと交代する。アルトは『太陽の剣サンライトソード』を装備して二刀流になる。
「『バーニングサン』」
空中から膨大な熱量を持つ太陽のように輝く塊を密集している場所に落とすが室内のため、威力は低いが下級悪魔程度なら瞬殺出来る
「龍剣技『龍爪双刃』」
2つの剣をクロスする形で斬撃を飛ばし、斬り倒していく
「アルト、こっちは時間切れになったわ」
「俺の方は切り札を使うくらいだな」
ミリアの方はホーリーが防御に周り、ミリアがカウンターで倒している。普通、逆だろ
「援軍は来ないだろうし、撤退するかだな」
「逃げるのは嫌よ」
「消耗し切った所に上級悪魔が現れるパターンだと思うんだよな、経験上」
アルトはこの可能性を捨て切れないため、切り札の『龍魂鎧装』を使えない
俺たちが入って来た扉が勢いよく開いた。
「よぉ、生きてるか?アルトの悪魔レーダーだけ場所が分かるように仕込んどいたんだよな」
「そうそう、アルトならすぐに壊すか無くすかしそうだからね〜」
「お兄ちゃんの匂いが分かる優秀な妹だよ」
突然の援軍、ケー5、フィオ、レイの参戦とても心強く感じる
「今日は魔弓なんだよな、弾の予備ねぇーし」
ケー5は『サジタリアスボウ』を装備して、ゴーレムから悪魔までヘッドショットで倒している。
「『メタモルフォーゼ シューティングフォーム』」
フィオは変身するとガンマンっぽい服になり、両手にリボルバーを持ち、10丁のマスケット銃が浮いている
「ファイアー」
10丁のマスケット銃は正確にゴーレムや悪魔を撃ち抜いて倒している。
「フフン〜どうよ」
「フィオ、顔だけ喰われないようにしろよ」
「ケー5、マミらないよ」
レイはすでに俺の側にいた。
「優秀な妹がお兄ちゃんのサポートに来ましたよ」
「勉強は?」
「気分転換です。お兄ちゃんたちは休んでてください、私たちだけで十分ですよ」
ケー5、フィオは1対多数が得意な部類、レイの場合は
「『影分身』」
レイの分身の数は5、それぞれが違う動きをしながら次々と倒している。




