手加減
狼竜は全部で12体、俺とセル、エルが前衛、あとは空から牽制してくれる。ロザリーはもしものために下がってもらっている
「『手加減』龍剣技 双爪連斬」
攻撃の手数と範囲が広い剣技で先頭の2体を倒した。『手加減』の効果で殺してはいない
「『手加減』『フォールンスラッシュ』」
「『手加減』『エンジェルストライク』」
セルとエルも『手加減』を使いあっという間に倒し終わった。あとは調べるのみ
「ステータスは瀕死状態だな」
「マスター、何か刺さってるよ」
「マスター、こちらも同じような物が」
「少し回復させてから引っこ抜け」
セルたちが引っこ抜いた物は黒くて細い棒、輪廻眼でも使うのかよ ケー5ならそうツッコムはず
「ん〜、これで操っていると思う」
「ロザリー、詳細」
「詳細って言われても、これが受信機でどこからか命令を出しているやつがいるわね」
「ロザリーさん、もしかして犯人の場所まで辿れる?」
「う〜ん、どうしょっかな 最近、血が足りない気がするのよねぇ〜」
ロザリーが血の催促してきたため、首筋を差し出してカプッとHPとMPが半分になるまで吸われた。
「ごちそうさま、早速働くわ」
ロザリーは背中からコウモリのような羽を出して空を飛び、俺たちは後をついて行く
「主君、大丈夫ですか?」
「大丈夫大丈夫」
しばらく、飛ぶと森の入り口に到着して降りる
「この先よ」
「ドラゴンフォレストの中かよ」




