秋の味覚狩りじゃー 秋の味覚はどこ?
かぼちゃの馬車を作製し始めた魔法使いコンビは放っといてアク抜きを終えた栗をパフはモンブランを作るために栗の甘露煮を作りはじめ、フルーは俺の指示の元で栗ご飯を作りはじめた。
作業をしているとゆっくりと店の扉が開き、『キャバリング聖王国』に行っていたエリカとメロディが帰って来た。
「アルトくん、はいお土産」
メロディから渡されたのはさつまいも、長太くゴツゴツしている、漫画とかアニメのようなさつまいもなんてほんの一握りだぞ、だいたい形なんて歪なんだよ
「よし、フルー このさつまいもを1本でいいからサイコロ状に切って栗ご飯に入れといてくれ」
「はい、師匠」
フルーは指示通りにさつまいもの調理を始めた
「栗ご飯にさつまいもを入れるのですか?」
「さつまいもご飯があるから混ぜても問題ないだろ、少し塩味を効かせると甘さが引き立つしな」
エリカの疑問にもちゃんと答えた。
フルーの調理も終わり、さつまいも栗ご飯を炊き上げるだけ、水と少しの塩を入れてから釜にセットしたら終わり ようやくさつまいもを調理する。
「さつまいもを洗ってからピーラーで皮を剥くぞ、皮は後で使うから捨てないように」
さつまいもの皮剥きを終え、俺はさつまいもの皮を油で揚げる作業、フルーはスイートポテトを作り始めた。
店の扉が開くと、『ドライグ龍王国』に行っていた、アナスタシアとミリア、『ラーンドルク帝国』に行っていたミロクが帰って来た。
「アルトくん、お土産いっぱいだよ」
アナスタシアとミリアが採ってきた物はドラゴンフルーツ、パイナップル、芋は芋だが紫芋、おまけでサトウキビ 沖縄かよ
「沖縄やん」
「そうそれ、沖縄だったの」
「アルト、あきらめてこれが現実」
「ミロクの方は?」
「これよ」
かぼちゃかと思えば西瓜
「ミロク、ケー5レベルのギャグか?」
「これしかなかったのよ」
「『レラルヴァ王国』『桜華』に行っているグループにかぼちゃを頼むしかないのか」
「そういう、ことになるわ」




