第4の町フィーアに到着
評価にいいね、ありがとうございます。
ドライの町に着いたのはいいが、今の俺のステータスに幸運が付いている。
「ミロク、俺に幸運が付いているんだが知らない?」
「まさか、大福に舐められたことが原因?」
「たぶん」
幸運:ドロップ率やドロップアイテムのレアリティが上昇する
「フィオ、配信は?」
「すでにしてるよ、視聴者も2000人は超えてる」
「度肝を抜かしてやろうぜ」
俺とミリアが先頭で漁港の方へ、町と表記されているが街と言ってもいい
「おじさん、来たよ フィーアの町に行きたいんだけど」
「昨日のお嬢ちゃんか、いいぜ乗りな、お友達も乗れるスペースはあるからな」
ミリアが話しかけているNPCは昨日、助けた漁師でミリアが腰の治療、俺が荷物運びをした。
助けた結果、フィーアに連れて行ってくれる話になったのだ
小型の船に乗り込み、出航した。
「あんたら、冒険者か?」
「そうだよ」
「なら、門番モンスターを狩らなあかんな」
「おっちゃん、門番モンスターはどんなやつなんだ」
「おっきな海蛇だ」
「なるほど、シーサーペントか」
「おじさん、大丈夫だよ 私たち強いもん、悪魔も倒してるからね」
「お嬢ちゃん、聖女様だったのかありがたや」
船は自動で進んでいる、この状態で釣りは可能だ
「もうすぐ、着くからな」
漁師のおっちゃんの言うとおり、巨大な蛇が見えてきた。
「おっちゃんは離れてくれたらいい、足場を作って戦うから」
アルトは『魔剣コキュートス』を装備し海中に剣を近づけると海が凍り始めた
「アルトは足場を作れ、ミロクはタンク任せた、ミリアはバフと回復の支援、俺とフィオが火力担当をする」
ケー5の指示通り、全員が動いた、靴は足の裏にスパイクが付いているため、氷の上でも滑らない
アルトは足場を固めながらシーサーペントを攻撃、身体の半分を凍らすことに成功し、海の中に逃げれなくした。
ミロクは『黒拳』に呪術を使って殴っているがどん呪術なのかよくわからないがシーサーペントに状態異常が降りかかる
「フィオ、準備は?」
「すでに出来ているよ」
ケー5が矢を射る、その矢にフィオが火魔法を当てる 普通は矢が燃えるが、ケー5が作った矢は違った、矢が火魔法に反応して炎の竜巻が出現し、シーサーペントを飲み込んだ
シーサーペントは何も出来ないままHPが削られ消滅した。
「おーーーーい」
漁師のおっちゃんが手を振って近づいて来た。
「ほれ、乗った乗った、フィーアまでもう少しだ」
小船に乗り込み、数分でフィーアの町に到着した。
フィーアの町の名物は温泉らしい
「俺たちはフィーアの町に上陸した。」
ワールドアナウンスが流れる
『第4の町フィーアが発見されました。地上ルートが開通しました。』
「温泉入るか?」
「いいな」
「ミリア、ゲームでも混浴はダメよ」
「まだ、何も言ってないのに残念だな」
「ワープ像に行ってからにしない?」
フィーアのワープ像へ向かうのであった。




