上松は?
誕生日です。30歳越えるとね誰もプレゼントとかくれないんだわ そもそも人と関わらないようにしてるせいでもある
超大型のモニターの前に白衣を着た女が立っていた、名前は上松、FROにおける総統役でありこちらとあちらのパイプ役でもある謎の多い女性である。
「やあ、ラヴィリア元気かい」
画面の向こうには女神ラヴィリアの姿が映っている
「元気かいじゃないわよ、『勇者』の封印を解除するのに手間取ったわよ」
「君が実験した結果だと思うよ、『簒奪剣』は回収しておいたし」
「調子に乗った私が悪うござんした。」
ラヴィリアに態度に少しイラッとしたが上松は理性で怒りを押さえつける
「で、次のイベントの事なんだけど」
「あ〜はいはい、そっちにはクリスマスって文化があるんだっけ」
「起源を言えば長くなるけどあるよ」
「こっちの世界だと1年に1度、私の力が弱体化する日なのよ、そのせいで邪神が地上に悪魔を進軍させるから押さえつけるこっちもいい迷惑なのよ」
「それって世界中?」
「そうよ」
「おめでとう、ラヴィリア、今年から楽になるよ」
「あんた、まさか」
「その悪魔を狩るのをイベントにしよう」
「私の負担が減るなら喜んで」
2人はよく話し合い、次のイベントを決めていくのであった。
「ゾディアックを狩れれば御の字だね」
「簡単に言ってくれるわ、邪神だけなら力さえ戻れば女神パワーで粉砕出来るのよ、それが・・・・あ〜腹立ってきた。」
「天使の派遣はしないのかい?」
「それは難しいわ、やる気のある子はすでに1人降りてるでしょ」
「あ〜あの子ね、アルトくんにテイムされてるけど姉妹共々」
「そういえばそうだったわ、最近の若者は枯れてるのよ、情熱がないのよ、給料だって上げてるのに」
この後、女神ラヴィリアの話が2時間程続き、上松とラヴィリアの会議は終了する。
「似たような職場環境なんだよね〜」




