放課後デート再び
11月17日金曜日
放課後
掃除当番のトイレ掃除も終わり、鞄を取りに教室に戻るとミリアと楓さんがいた。
「レンくん、お疲れ様」
「錬治くん、この後何処かに出かけない?」
「楓ちゃん、抜け駆け」
「私と錬治くんは放課後デートする仲だけど」
「レンくんとお祭りデート行ったもん 浴衣褒めてくれたもん」
これ止めないとヤバいヤツじゃん
「はい、ストップ 3人でどこか寄って帰るか」
「賛成〜」
「錬治くんがそういうなら」
自転車を押して駅前へ、ミリアが電車通学で駅から歩くから仕方ない 2人乗りは校則で禁止されてるし、高校付近は警察も多い
「最近、寒くなってきたね」
「時季的に紅葉シーズンだな」
「紅葉なら嵐山がいいわよ」
「普通に行ける範囲だな」
2人から視線が・・・・・紅葉を見に行くフラグか?
「期末も近づいているから、行くなら早めだな」
「それもそうだね、明日か明後日に行く?」
「ミリアは急だな、悪くはないだろ 怜に息抜きさせてやりたいしな」
「怜ちゃんも連れて紅葉行こう」
楓さんの方を見ると
「私も行くわ」
「了解、怜に連絡しておくわ」
怜には簡単な説明だけ書いて送信しておいた。
「もちろんアーニャさんも来るよね?」
「モデルの仕事がなかったら来るだろ プールの時は目立ち過ぎて大変だったけど」
あれ?なんかすでに5人、駅前のガストかサイゼで迷いサイゼに入ることに
席は俺の向かいにミリアと楓さん、この時間帯は学生が多い
「FROのイベントは無いよね?」
「あるとしたら12月入ってからだな」
「錬治くん、姫様とはどこまでいったの?」
楓さん、その質問はキツイ
「キス止まりだな」
「錬治くん、食べさせ合いって関節キスになるよね」
「レンくん、どういうことかな?」
ミリア、激おこぷんぷん丸じゃん
「ミリアは家の風呂に入っただろ、関節的に裸で触れ合った事にならないか?」
ミリアは想像した後、顔が真っ赤になり黙ってしまった。
「紅葉行くなら明後日の日曜かな」
「日曜なら大丈夫だよ、あとは天候しだいかな」
「問題は観光客が多すぎるから迷子にならないようにだな」
「「 大丈夫 」」
「レンくんから離れないから」
「錬治くん、エスコートよろしくね」
日曜日の予定が決まってしまった。




