第3回月夜の兎クラン面接4
またまた、インターバル
「あと何人いるんだ?」
「あと30人はいます。」
「これ以上増えませんので」
「マスター、頑張れ」
エルの応援で泣きたくなる
「面接の方はどうなってる?」
「合格者はいませんよ」
「いつも通り、狭き門」
インターバルが開け16回戦
「タイジ 『虚無僧』」
「面接行って妹に文句言われてこいよ」
「家で言われた。」
『虚無僧』ってどんな職なんか分からんのよな
開始の合図と共にタイジは『縮地』を使い、アルトの懐へ
「『居合い 柳』」
「『ソードパリィ』」
居合いととっさのパリィがぶつかり合い、お互い後方へ下がった。
「危ねぇ、仕込み杖かよ」
「降参、必勝パターンが破られた時点で負けだ」
タイジがあっさり負けを認めて次の試合へ
17回、18回戦は普通に勝ち19回戦目、うわ〜知ってる人だ。
「名はメープル 職は『剣豪』、ハンディルールでお願いします。」
ガチの剣士だ、『桜流』って技があったな、紅葉だっけあの人も使ってたけど
「メープル、さっき紅葉って人が『桜流』って使ってたけど」
「あ、それ、私の姉です。不合格にしてください」
「ごめん、合格しちゃった。」
「私もなんとしても合格しないといけませんね」
メープルの雰囲気が変わった。俺も『流浪の刀』を装備し、準備は完了している。
開始の合図と共にお互いが動いた。
「『桜流古式剣術 秋桜』」
「『パリィ』」
メープルの剣術は剣に属性魔力を纏わせる魔法剣の1種に今まで培った古式剣術を織り交ぜた物だと予想する
ちなみに『秋桜』って技名だが土属性の剣術で目潰しに来ている
「なら『飛斬』」
「こちらも『飛斬』」
『飛斬』対『飛斬』の撃ち合いが始まる ストリートファイターで言うお互いが波動拳を撃ち合って様子見している状態だ
「『飛炎斬』」
「なら『飛氷斬』」
メープルの火属性に対して氷属性をぶつけて相殺、蒸気が発生しお互いの姿が見えなくなる
「『探知』は?マジかよ」
探知した結果、メープルは真っ直ぐこちらに来ていた。
「『桜流古式剣術 雪風三式』」
危険察知が発動したため、とっさにバックステップをするが攻撃が命中した。
「やるな」
「まだよ」
メープルはもう片方の手にも刀を持ち二刀流になっていた。
「これで終わり『桜流古式双剣術奥義 天舞双翼 』」
光属性の斬撃を30Hit、追加ダメージも30Hit、今日初めて負けた。
「完敗だな、合格」
「やった〜」
「おめでとう、メープル あとは指示に従ってくれ」
「分かった、また後でね」
ロザリーが案内係としてメープルを連れていった。
桜流古式剣術は剣でも刀でも使えます。




