第3回月夜の兎クラン面接開始前
11月11日土曜日
クラン入団面接の日がやって来た。
この日のためにレベル上げはしたし、手持ちの武器を全て使いこなせるように訓練もした相手になってくれたアナスタシアとレイには感謝だな
設営の手伝いをしているのだが
「テント3つは出来たな」
「占いの館っぽい雰囲気はあるけどな」
テントAにはミリア、サクヤ、マドカ
テントBにはフィオ、ソフィア、エリカ
テントCにはミロク、ミリーゼ、レイ
になっている。
ぶっちゃけCは地獄だな
「まだ時間あるし露店でも周るか?」
「そうだな、相変わらずのお祭り騒ぎだけどな」
1回目のクラン面接からこんな感じ、今回から模擬戦も入れたからツヴァイの東平原にある特設会場になった。
ちなみにこの辺りにはモンスター除けの結界が張ってあるし、出てきてもレベルが低いから問題ない
「お、アルト、ケー5」
「なんだ、お前らか」
ソータとゴロー、二階堂と大門だ
「ソータはミロクに泣かされに来たんだろ、ゴローはフィオか?」
「ちげーし、腕試しに来たんだよ」
「うむ」
「俺はシングルかタッグどっちでも構わんぞ、もう一人は天使か堕天使か吸血姫かドラゴンになるけどな」
「シングルだ、シングル、タッグとかしてみろ、ブレスで瞬殺されるだろ」
「俺たちは今日のために鍛えて来たからな」
「楽しみにしておくわ」
ソータ、ゴローと別れた
「ケー5、綿菓子あんじゃん」
「顔に付けてサンタクロースってか?」
「普通に食うんだよ」
綿菓子を購入したが
「ダーリン、甘くて美味しいわよ」
「貴方様、甘くて美味しいですね」
「主君、美味いぞ」
ラン、アズール、クリムに綿菓子を全部食われた。
綿菓子を作る魔道具は版権が月夜の兎になってるため、お金が入ってくるんだよね 俺には試作機があるし
「アルト、チョコバナナあるぞ」
「弟子たちの屋台だな」
面接官をしてくれる女子たちの分を購入することに
「フルー、パフ、9本買うぞ」
「「 師匠、お買い上げありがとうございます。 」」
チョコレートを扱える店舗は増えてきたが俺の弟子たちの方が上手なのだ
「キューキュー」
「メェ~」
「食べたいのか?」
追加で2本購入、おまけでいいと言われたがきっちりお金は払うぞ 親しき仲にも礼儀ありって言うしな
「美味しいか?」
「メェ~」
「キュ〜」
トレノとベリーも満足してくれている。
「アルト、言い忘れていたけどな、ラウンドガールとか用意してるぞ」
「はぁ?」
「5戦したら10分のインターバルを設けてる。」
「それは助かるけど、どっから用意したんだよ」
「天使と堕天使と吸血姫だけど」
「よくあいつらが許可したな」
「そりゃ、アルトの為だと言っただけだぞ」
12時、10分前になり確実持ち場に戻った。
「マスター、どうでしょうか?」
「マスター、可愛いよね?」
「御主人様、いかがでしょうか」
セル、エル、ロザリーの衣装はラウンドガールではなくバニーガールだった。
堕天使が黒、天使が白、吸血姫が赤のバニースーツでとても似合っていた。




