再び鬼ヶ島へ
早速、桜華へ移動して鬼ヶ島へ向かう船着き場へ
「ジープバージョン3.5」
「フィオえもん、砂漠で役立たずになったやつだろ」
「バージョン3.5は水陸両用に改良したぜ、これも日頃の研究の成果だね」
俺とケー5は拍手だけしておく
「よし、早速行くか」
「フィオえもん、運転頼んだ」
「おい、男子」
調子に乗りました。すみませんでした。フィオに怒られるハメになった。
魔力の提供は俺、ケー5は運転をすることに
「お、おおお〜進んでる〜」
「海が荒れてたら流石に無理だろ」
「まぁ〜ね〜」
鬼ヶ島に到着、そのままジープで浜辺を抜け森の中を進み、山道へ
「湾岸で極めた俺のドラテクだ」
「ただブレーキかけただけだろ、ドリフトになってねーぞ」
「私、マリカーだけど」
「FZEROとかディディーコングレーシングとかやったことあるぞ」
「アルト、古い」
「古い言うな、レトロとかアンティークっていうの〜ね」
ジープは馬鹿みたいなスピードで山道を走り、途中で現れるモンスターは小柄ならひき殺し、大きいサイズだとアルトかフィオが攻撃して処理していく
ジープはある場所へ到着した。
「山に風穴空いてるな」
「どこかの魔法少女様の仕業だぜ」
「遠回しに言うの止めてよね」
「ここからは歩いて行くか、フィオは偵察な」
「アルト、ライトとランに働かせなさいよ」
「仕方ないな、ライトとラン頼んだ」
「OK」
「仕方ないわね」
ライトとランは飛んでいき、俺たちも武器を装備して戦闘態勢になる
「最初から『地神剣ガイア』かよ」
「初めて使うからいいだろ、試し斬りだって」
「こっちに被害がないようにな」
ケー5の装備はスナイパーライフルとオートマチック式の銃が2丁、完全に弓を捨てやがったな
フィオの装備は魔法少女だから杖なのだが変形しそうな形の杖、カートリッジシステムは付いてない
「今回は近接戦闘もするから、アルトは間違えて斬らないでよね」
「『魔法少女』って『魔女』の上位だったよな」
「その考えは間違えてると思う。多分『ヒロイン』って職の魔法特化だと思う」
「ん、フィオはヒロインじゃないだろ、マスコットだろ」
「ケー5、風穴開けるよ」
「言う前に魔法を撃つな」
フィオの魔法をケー5は銃で撃ち相殺
「お前らお客さんが来たぞ」
いいタイミングでライトとランが戻って来た
「何、見つけて来たんだ?牛頭馬頭辺りか?」
「ダーリン、ごめんね」
「ご主人、言いにくいんだけど『酒吞童子』」
「有名どころやん」
話していると空から黒い影が落ちてきた。手にはでっかい瓢箪の形をした徳利を持っている
「ケー5、フィオ、強敵だぞ」
「俺の新兵器の出番だな」
「『魔法少女』の隠し玉を見せて上げるよ」
「俺も神剣を試したいからな」
ライト、ランには後方からのアシスト、ベリーは俺の懐に入りいつでも結界が張れるようにしている
vs酒吞童子戦が始まった。




