なんか気まずい
11月3日金曜日
昼休み
今日は珍しく二階堂と大門も教室でコンビニ弁当を食っている
「そういえば、レン、昨日、怜ちゃんを見てないが」
「お、なんだ山本、怜に近寄る虫になるのか!!」
「チゲ〜よ、シスコン、昨日から中学生組みがログインしてなかったなって」
「今日から2泊3日の修学旅行だ、集合時間が早いからログインしてないぞ」
「シーズン過ぎた沖縄って微妙だね」
「予算的な意味でこの時期なんだろうな」
怜のやつ海に入れないからラッキーとか言ってたな
「来週土曜にクラン面接やるんだろ、山本」
「二階堂と大門も参加か?」
「そうしたいが面接官の当たりハズレがあるだろ」
「うむ」
「今回は模擬戦の成績で入団出来るようにもしているぞ」
「そっちの方が楽じゃん」
「やる気でた」
「ちなみに面接官はレンだからな」
「そっか草薙か〜無理だ〜」
「うむ〜草薙無理〜」
二階堂と大門が折れかけていると
「草薙くん、私も模擬戦に行くから」
「桜井、正気か?」
「楓ちゃん、相手が悪いよ」
「草薙、手加減したら?」
「まぁ待て、お前ら今回の模擬戦はお互いのレベルを50に固定だ、3次職のスキル系統はレベルが足りなくて使い物にならないしな」
「山本、俺は魔剣士時代に戻れってことか?」
「そうなるな、2次転職してレベルが低い桜井でも十分戦えるだろ」
「うん、まだ時間があるから剣の腕は磨いておかないと」
「二階堂、大門、お前らはどうだ?」
「面接に受かるとか受からないの前に伝説と戦えるなら行くだろ普通」
「変則ルールは?」
「変則ルールは無しだな、2対1とかやめとけ、9対2になるぞ」
「ドラゴンと堕天使と天使か」
「パンダ、忘れてないかしら」
「トレノは大福と並ぶマスコットだもんね」
「三島、初めて聞いたぞ」
「レンくん、トレノちゃんは子供たちに大人気なんだよ、他のテイムモンスターにも可愛がられてるし」
トレノもそろそろ進化してもいい頃なんだけどな
「知らなかったわ、ふら〜っとどっか行くからな」
「パンダ、小さくて可愛かったよ」
「楓ちゃん、いつの間にレンくんと仲良くなってるの?」
「文化祭の準備期間くらいからだけど」
俺の目の前で火花が散っているように見えるのは気のせいだろうか?
「レン、頑張れよ」
「草薙、ガンバ」
いやいや、山本、三島、何いってんの?
「桜井もミリアも喧嘩はやめろ」
「楓」
「どうした?桜井」
「楓って呼んでよ」
「うっす、楓さん?」
「及第点って所かな、錬治くん」
この時から桜井を名前呼びになった。女心ってよく分からん
「ミリアも楓さんも喧嘩はしないように」




