最近、お供たちが
ログインしたのはいいが腹に何か乗っている
「貴方様をお待ちしておりました。」
すげー丁寧に喋ってらっしゃるのは水の龍王になったアズールだ、じゃじゃ馬ではなかった。
ダーク、ライトはご主人、ランはダーリン、クリムは主君、アズールは貴方様 ちなみにアースからは旦那と呼ばれている統一感を持てよ
アズールの龍の試練は文化祭期間中にこっそりとやっていた。アズールは飛べるけど泳ぐ方が得意
「貴方様、本日のご予定は?」
「予定はないと思うぞ」
1階に降りて早速ご飯作り、ドラゴン5体の味の好みがそれぞれ別で作るのは面倒くさいため、ご飯だけは統一している。
メイド服の堕天使と天使の姉妹、セルとエルがやって来た。スキル『テイム』して仲間にしたのだがいつの間にか『テイム』から『エンゲージ』に進化しており、テイムモンスターではなくなっていた。
「セル、ミリーゼは?」
「ミリーゼさんは城の方でお仕事です。フリージア帝国から人が来ているようです。」
フリージア帝国といえば最後の龍王武器を入手する時にあそこの皇女殿下と対立したのを覚えているし、クラン名も言ってしまったな
「セル、エル、しばらく別荘の方に引きこもるぞ」
「ミリーゼさんに怒られますが」
「ミリーゼちゃん、マスターが構ってくれないって泣いていたよ」
「ぐぬぬぬ」
最後にミリーゼとまともに話したのはズッコンバッコンした時だったな、昨日なんだけど
「エル、昨日はお楽しみしてたけど」
「前に言ってたもん」
「今日はフルーとパフの店に行くか」
「私たちもお供します。」
俺の初めての弟子フルーとパフの喫茶店のお手伝いへ行く、開店資金とか土地とか店舗とか色々使えるコネを使ったからな、ほとんどミリーゼとソフィアおかげでもある。
俺はドラゴン5体と聖獣パンダのトレノ、セルとエルを連れてクランハウスを出た。
「そういえば、ロザリーは?」
「ミリーゼさんの護衛で城に行ってます。」
「ラスティナは他国の姫だし、ロザリーが適任か」
「本来ならマスターのお仕事だと思うよ」
「エルは手厳しいな」
王都の中央から少し離れた所にある。開店予定の喫茶店へ 夜はバーにすればもっと儲けがありそうだけど行きつけの喫茶店がどうしても欲しかったんだ。
「手伝いに来たぞ」
「師匠、ありがとうございます。それでは床掃除の方をお願いします。」
「了解」
「マスター、私たちがやりますので」
「マスターは何もしなくていいから」
セルとエルに仕事を取られた。
「えっと、師匠」
「フルー、仕事取られた。」
「それなら新しいケーキの試食をお願いしたいのですが」
「任せろ」
「ご主人、ここは任せて」
「ダーリン、ごめんね 女の子は甘いものに目がないのよ」
「主君、申し訳ない」
「貴方様、我々は毒見役でもありますから」
「フルーとパフのケーキはご主人の料理に匹敵するんだよ」
ケーキの試食まで取られた。
「メェ、メェメェ」
「トレノだけは慰めてくれるんだな」
トレノを連れて店の外へぶらついていると
「やめてください」
「2次転職してからこっちに来たんだろ、俺ら3次転職終わっているからさ」
「お兄さんたちが手取り足取り、色々とアドバイスあげるからさ〜」
「メェメェ」
「言いたいことは分かった。」
トレノはナンパ野郎の方へ
「メェ、メェメェメェメェ」
「なんだこいつ、パンダじゃん」
「いっちょ前にファイティングポーズしてるぞ」
最近、言う事聞かなくなってきてるな〜アルトはため息をしながらタイガーマスクを装着した。
「トレノ、やってしまいなさい」
「メェ」
トレノのナンパ野郎2人組みを撃退して女性を助けた
「助けてくれてありがとう」
「メェ、メェメェ」
「タイガーマスクの人、魔剣士アルトでしょ」
「良くお気づきで」
「私が誰か分からない?」
助けた女性の名前はメープル、メイン職が『剣豪』、サブ職に『姫将軍』『軍師』 職の構成がやばい
「アルトくん、こっちではやっと会えたね」
「お前、もしかして桜井か?」
「正解」
桜井とFROで遭遇したアルトだった。




