放課後デート(桜井編)
現実では彼女いない歴年齢です。
教室を出た俺たちは下足室で履き替え駐輪場へ
「桜井も自転車通学だったな」
「家からの距離もあるからね、身体を動かすのは得意だから」
お互い自転車のため、放課後でも少し遠出が出来る。桜井を先頭に後を付いて行くとイオンモールに到着した。休日ならららぽーと辺りだろうな
1階のフードコートへ
「草薙くん、これ使って」
「お、クーポン券じゃん カップル限定!?」
「特別なメニューらしいのと男友達で信用出来そうなのが草薙くんだけだったから」
「なるほどな、信頼に応えるよ」
カップル限定メニューを無事に購入出来たのだが
「デカいクリームメロンソーダだな」
「見てみてこのストロー」
実物を初めて見たぞ、カップル用のストロー それにスプーンが1つしかない、あ~んしろってか しかも間接キス フッ俺にはハードルが高すぎるぜ
「あと、ラブラブな写真をインスタに上げないといけないから、よろしくね」
「お、おう」
一緒にストローでクリームメロンソーダを吸ってる写真をパシャリと桜井は上機嫌でインスタにハッシュタグ付きで投稿していた。
ちゃんとクリームはあ~んして食べました。怜やアーニャとは間接キスも当たり前だからな、大丈夫大丈夫
食べ終わり、桜井はトレーと食器を店舗へ返しに行った。
桜井を見ているとトレーを返却後、店員にスマホを見せて新しい紙のクーポンをもらっているようだ。桜井は帰って来た。
「草薙くん、ほら新しいクーポンだよ カップル専用ケーキだって」
「来月はクリスマスだからな」
「来月もよろしくね」
「インスタに投稿してしまったら仕方ないよな」
雑貨屋を見て周り、いい頃合いなので店を出た。
「草薙くん、今日は楽しかった」
「俺も楽しめたよ、あの大きさには驚いたけど」
「また、明日」
「FROで会えるだろ」
「それもそうだね」
途中まで同じ帰り道で帰り、別れて帰路へ
「ただいま〜」
「お兄ちゃん、これはどういうこと」
怜に見せられたのはインスタでバッチリ桜井の投稿だ。
「うわ〜俺に似た不細工が写ってるな」
「どう見てもお兄ちゃんじゃん、説明」
桜井とカップル専用クリームメロンソーダことを説明した。
「その桜井さんはお兄ちゃんの彼女じゃないんだね」
「断じて、俺とは釣り合わないくらいの美人だよ」
「ミリアさんと比べると?」
「可愛いさのミリアと色気の桜井、技と力みたいな感じだ、そのうち技と力のV3でも出てくるだろ」
着替えて晩飯を作り、作っている間にアーニャが帰宅した。
夕食を食べ終え、やることをやってからFROを起動した。




