いつもの日常
11月1日水曜日
昼休み
文化祭も終わり通常授業いつも通り教室で昼食を食べている。
山本は水谷が作った弁当を食べており、なんか腹たってくるな~こういう時彼女が欲しくなる FROだとハーレムなんだけど現実は違う
「そうなんだ、鬼ヶ島あるんだ」
「その時出てきた剣鬼ってやつがやばくてね」
いつものメンバーに文化祭で仲良くなった桜井が仲間入りした。今は三島と話しているが剣鬼〜強かったな、魔法少女がやばかったな スターライトブレイカーって言ってもおかしくない威力だったし
「レンくん、どうしたの?」
「少し考え事、怜にお土産何買ってきてもらうか」
「怜ちゃん、修学旅行なんだ 行き先は?」
「沖縄って言ってたな、ひめゆりの塔で千羽鶴を置いて歌うんだろうな、やる側も聞かされる側も迷惑な話だよな」
小学校の修学旅行とか広島で全く同じ事してたし、高校の修学旅行はまともだと信じたい
「レン、俺たちの修学旅行は北海道になるかもしれないぜ」
「山本、来年の話しだろ 事前に沖縄か北海道でアンケート取るんじゃね?」
私立なら海外、授業料が安くて通いやすい公立だから文句言えねぇ〜わ
「景吾、修学旅行の前に成績を上げないと留年よ」
「恵が手取り足取り勉強を教えてくれるだろ」
「な、このケダモノ」
水谷のアイアンクローが山本の顔面に炸裂
「今の山本の言い方が悪かったな」
「私もそう思う、エッチだった」
「男ってケダモノしかいないの?」
「桜井、俺に聞いてんのか? 付き合って2ヶ月くらいだろ、そろそろ次の段階にいきたいんじゃね?」
「レンくん、次の段階って?」
「ミリア、それを言わせるな、恥ずかしい」
水谷の視線が俺の方に向いた。
「草薙、あんたも同罪」
「待って、話せば・・・・・イッテェェェェ 」
眠気もぶっ飛ぶ痛みがこめかみから伝わってくる。
「惠はけっこう初なんだぜ」
「景吾、もう一発」
賑やかな昼休みは終わり、午後の授業 ホームルー厶が終わり放課後
「今日中に王都に着くから」
「桜井の出迎えをすればいいか?」
「そこまでしなくていいよ」
「桜井の得物は刀だったな、1本用意しておくわ」
「山本くん、ありがとう」
「俺もお菓子の詰め合わせでも用意しておくか、弟子の喫茶店の準備もあるから忙しいけど」
「喫茶店?なんの話し?」
「桜井は知らなかったな、俺たちのクランは孤児院の子供に技術やらなんやら教えて、一人立ちさせているんだよ」
ミリーゼが言い出したことから始まったんだよな、巣立った子たちで犯罪者になった者はまだいないから安心しているけど
「喫茶店は俺の弟子2人のお店、接客の方はメイドの教育をした子たちになっているから」
「FROってよく考えたら起業コンサルタントとか投資の勉強にもなりそう」
「自由度が高いのは事実だしな、レン 惠を拾って帰るわ」
「放課後デートか?」
「茶をしばきに行くだけだ」
「デートじゃん」
山本は鞄を持って教室から出て行った。
「そろそろ帰るか」
「草薙くん、このあと用事はある?」
「ないけど」
「ちょっとお茶して帰らない?」
「いいぞ」
あれ、お茶に誘われたぞ ミリアに夏祭り誘われたこともあったな 俺ってモテるのか?待て待てよ俺、そう浮かれて何回も失敗したことあるだろ
桜井と教室を出た




