トリック・オア・トリート3
中心に行けば行くほど仮装している天上人や現地人が増えているのが分かる。
ちなみにこちらのハロウィンはケルトの収穫祭と同じような理由で開催されており、現代のコスプレして暴れ回るクソみたいな連中が集まるイベントではない
中心に向かっている理由はハロウィン限定イベント『迷子のジャック』の総仕上げ ようはエンディングの確認
「我が王は人気者ですね、周りの人が注目していますよ」
「俺じゃなくて、ミリーゼの可愛いさに見惚れてんだよ」
「アルト様は可愛い私が婚約者で良かったですか?」
「ミリーゼとの出会いは運命を感じたからな」
めっちゃ好みです。はい
途中で出店で食べ物を買いながら中心に到着した。
「アルト、こっちだ」
声のする方を見るとケー5とミロクがいた。とりあえず合流
「デートか?」
「デートちゃデートだな」
「デートにしといてあげるわ、エンディングを見に来たのよ、あんたの方は?」
「俺もデートだな、エンディングはついで」
お互いデートを邪魔しないように少し離れた距離でエンディングを見守ることに
「そろそろ始まるな」
「我が王、空からジャックが」
空には大量のかぼちゃ顔が浮いていた。仲間たちが迷子のジャックを探しに来て無事に元の居場所に帰った。という内容だった。
「無事に帰れてよかったですわ」
「うん、そうだね」
ありきたり過ぎて何も言えねぇー
イベント参加でもらえる精霊ジャックは正直言うと序盤だけなら便利、2次転職以降はあってもなくても誤差にしかならないくらい
メリットは使用している側にしか見えない、スタンドにはならないのだ。かぼちゃ顔にオラオラオラされてもな~
クランハウスに帰り、ミリーゼとお茶会、ソフィア、サクヤ、ラスティナも参加しておりこのあとは・・・明日は遅刻か欠席かな
明日の俺に全てを託した。
この日、アルトがログアウトしたのは日付けが変わって朝の5時頃だった。




