トリック・オア・トリート1
10月31日
朝から普通に学校に行き、夕食後、いつも通りFROにログインする。
「おはようございます。アルト様」
久しぶりにログイン直後にミリーゼに会った。公務用のドレスでもなく、メイド服でもないとても白くて可愛い衣装を着ている。
「ミリーゼ、妖精かな?」
「はい、ネージュをイメージしたデザインですよ」
『ネージュ』はミリーゼが最初にテイムした。スノーフェアリーという種族で今は進化しており次の進化で妖精の最終形態か精霊に別派生するか、ケー5と談義したな
「ヴィヴィアンの衣装はちょっと派手だもんな」
「はい、あれで外に出るのは恥ずかしいです。」
ヴィヴィアンの服はなんて言うのか露出か派手な踊り子風なんだよな、普段は子供くらいのサイズでいるし、本気の姿とか見たことないな
ミリーゼを連れて部屋を出るとレイとロザリーが話していた。
「レイ、その服は?」
「これはお兄ちゃんの衣装」
「私とレイさんが愛を込めて御主人様のために作りました。」
「ロザリーはほとんど足を引っ張ってたけど、はい、お兄ちゃんこれ着る」
レイに渡された服はスキンや装備とは別で普通に着る服だ、現地人スタイル 部屋に戻って着るのだが
「ミリーゼ、ロザリーはどうして?」
「お着替えのお手伝いですよ」
「御主人様は楽にしていてください」
防具類は外していたがすぐに服を脱がされる
「ちょっと待て、それはパンツだ」
「何回も見ているので恥ずかしくないですよ」
「御主人様、イベントが終わったあとならいくらでも抱かせて上げますよ」
抵抗も虚しく脱がされた
「立派ですわ、ラスティナ、ソフィア、サクヤも呼ばないと」
「御主人様、ハーレムですね」
脱がされたパンツをまた履くことになり、レイとロザリーが作った衣装を着せられていく
「御主人様、最後にこれを口に嵌めれば完成です。」
どう見ても牙だ、口に装着して完成
「御祖父様や御父様を思い出します。御主人様も立派な真祖の仲間入りですね」
この衣装『真祖の正装(偽)』なんだよね
「それでは行きましょうか、我が王」
「我が王っていつの間に着替えた、ロザリー」
ロザリーはメイド服かチャイナドレスに着替えておりおでこには札を貼ってキョンシーに仮装している。
「我が王、ほらここの下着が見えるか見えないかの微妙なラインが好きなんですよね」
「チラリズムに反応するのは男の性だ、だがロザリー、甘いぞ、チラリズムは見えるか見えないかの境い目、むしろ見えない方がいいんだ 」
「我が王、私が浅はかでございました。」
ようやく、部屋を出て1階へ降りるとドラゴンたちとトレノの餌やりを終え、弟子たちを呼ぶ
「師匠、格好いいです。」
「師匠、素敵です。」
「お前たちも可愛い魔女になってるぞ」
フルーとパフ、2人ともフィオみたいな魔法少女ではなく、マドカのような魔女みたいな服を着ている
「お菓子配りに行くぞ」
俺はミリーゼ、ロザリー、弟子2人を連れてクランハウスから出た。




