餃子パーティー1
10月29日日曜日
いつものルーティンを終え、朝食を作っていると
「錬治くん、おはよう〜早いね〜」
「おはようございます。」
音無さんだ、昨日から家に泊まってるんだよな〜今日の夕方には帰るらしいけど
「それでそれで、餃子パーティーはお昼からだよね〜」
「そうっすね」
この人食べる気満々だ
朝食が完成したタイミングで怜とアーニャも起きて来た。
「「「「 いただきます 」」」」
「お兄ちゃん、絵理香ちゃんと円ちゃんも来るから」
「初めて聞いたぞ」
「初めて教えたよ」
草薙家は3LDKのマンションなんだぞ、人口密度が多くなる。これが夏だと地獄だったな
「食材の追加買い出ししないとな」
「それなら私とアーニャで行くよ」
「アーニャは目立つし、音無さんもプライベートだからって目立つからダメだ」
「お兄ちゃん、私が行くよ」
「怜はキャベツとレタスを間違えた前科があるだろ、俺が行くよ」
朝食後、少し休憩してから最寄りのスーパーへ
紙皿、紙コップ、割り箸のストックは大丈夫だ問題無い、飲み物は多分だが山本辺りが買ってくるだろ
餃子の材料だけ購入して店を出ると
「よっ、レン」
「レンくん、おはよう」
「草薙、そんなに待ちきれなかったの?」
「私たちに遠慮しなくていいのに」
クラスメイト兼いつものクランメンバーと遭遇した。
「早くないか?」
「気のせいだよ」
「気のせいだな」
買い物に付き合わされるため、錬治は再びスーパーへ引き返していった。




