文化祭2日目 2
時間は11時30分頃、客は増える一方で教室内で食べるなら袋は必要ないから節約は出来るがイートインスペースは満席なんだよね
「青木、ポップコーン班は?」
「着替えるらしいぞ」
「ハロウィン近いからな」
「桜井は着替えないのか?」
「ベビーカステラ班とたこ焼き班は服が汚れたりするから断ったの」
「へぇ〜」
たこ焼きを焼きながら青木と会話
「着替えって何着るんだ?」
「そりゃ、メイドかバニーじゃね?」
「バニーは色んな意味でアウトだろ、三島じゃ身長が足りない」
「チアガール?」
「いいチョイスだな」
「草薙はどう思う」
「大正ロマン」
「その、発想はなかった 草薙、お前は神か」
「桜井はどう思う?」
「大正ロマンは着てみたい憧れがあるよね、FROでもあるかな?」
「『桜華』スタートだろ、着物ならあるんだよ 花魁なら存在しているぞ」
「無いのは残念」
「違う、間違っているぞ、桜井、無ければ作ればいいんだよ」
「作れるの?」
「作れるさ、月夜の兎の女性メンバーは全員メイド服を持っているからな」
「FROやべーな、やるしかないな」
「ふっ、青木がやる気になったな、桜井よ、大正ロマンなら妹に相談してみるといいだろう」
「な、なんか、夢が広がった〜」
話ながらも手は動いている ベビーカステラ班の女子もFROをやろうかな〜的な話が聞こえて来ている。
FROの正体は異世界への人類補完計画、月夜の兎の主要メンバーにしか聞かされていない話なんだよな
教室の外が騒がしくなり、教室にポップコーン班がメイド服を着て帰って来た。ミリアのメイド服は悪くないな、水谷も似合ってる。三島はう〜んノーコメント
「どうよ、草薙」
「三島、ノーコメント」
「三島さん、可愛いよ」
「ありがとう桜井さん、草薙のバーカ」
「草薙、目、潰すよ」
「水谷、似合ってんじゃん、山本にご奉仕してこいよ」
「っあぶねー、ガチで目潰しかよ」
いつものアイアンクローよりやばい
「レンくん、どう?」
「ミリア、1回回ろうか」
ミリアは1回回り、ミニスカー卜がふわりと中は見えなかった。
「とても似合っているぞ」
「ありがとう」
「私とミリアの扱い違うくない?」
「三島、褒めて欲しいのか?」
「そんな、つもりで言ったわけじゃないし」
「華ちゃん、天使みたいで超可愛いよ、愛でたくなる」
「うわ〜ドン引き」
「草薙、聞いている方までドン引きするぞ」
「草薙くん、青木くん、そろそろ休憩に入るね」
桜井が休憩に入ると言い出したタイミングで6人の女性、先頭にいるのは間違いなく身内だった。
「ハーイ、レン、たこ焼き6人前ヨロシク〜」
アーニャと残りの5人は虹色エンジェルだろう、アーニャ以外サングラスとマスクは怪しすぎる
「草薙、あの銀髪の美人誰だ?」
「お姉ちゃん」
「what」
「マイ、ビッグシスター」
「マジかよ」
「お、大きい」
桜井、そこに突っ込むのか?休憩に行ったんじゃないのか?
たこ焼きを待っている間の6人
「公立だろ、文化祭しょぼいじゃん」
「人、多い疲れる」
「愚痴は言わない、絶品のたこ焼きが食べれるらしいから」
「はぁ、どうだか」
「レンのたこ焼きは最高よ、私が認めてる」
「アーニャの舌は肥えてるから信用出来るけど、弟くんの味になれて舌が馬鹿になってるんじゃない?」
アーニャは錬治が馬鹿にされてキレそうになったがニコニコと笑顔を作り、怒りを抑える
「アーニャのお弁当は弟くんが作っているらしいから味は本物よ、知っているでしょ」
「あの、卵焼きの味付けは関西出身からしては最高だったな」
「見た目が華やかなのはポイントが大きかったね」
ミリアがたこ焼きを人数分運んで来た。
「お待ち同様でした。」
「ミリア、可愛いね」
「そうですか、アーニャさん、ありがとうございます。」
「ミリアちゃん、FROの時とほとんど同じだ〜」
「もしかして、メロディ?」
「正解」
ミリアは戻って行った。
「で、色葉 あの子何?」
「FROで有名な聖女ちゃんだけど」
「マジ?」
「マジ」
「で、たこ焼きを作ったは魔剣士くんよ」
「美衣奈かアーニャ、説明」
「知らない?私の弟が魔剣士で妹がクノイチちゃん」
魔剣士くん、聖女ちゃん、クノイチちゃんは掲示板で書かれる本人たちを示す名称
「この間、王都でたこ焼きを売ってる屋台を見たけど」
「あれ、弟 マニュアル操作で調理の練習って言ってた。」
「バフの効果がえげつなかった。チートレベルだった。」
「本当の魔剣士伝説を知らないからよ」
「つーか、うま カリトロじゃん、舐めてたわ」
「チェーン店のたこ焼きより美味しい」
「市販のソースを混ぜてる。しかもいい配分」
「練習とコンサート以外は引きこもりのくせに味覚だけは化物だよな〜」
「アーニャの弟は神」
「一家に1人レンが欲しい時代が来るわ」
「次は隣の魔剣士伝説を見に行くんでしょ」
「そこに本人がいるから聞いた方が早くない?」
「Hey、メグミ」
水谷はアーニャの所へ
「アーニャさん、何?」
「隣の魔剣士伝説はどう?」
「どうって感想?」
「YES」
「魔剣士伝説をやるなら本人にちゃんと話を聞くべきよ、本人から聞いた方が早いわ、見ると殺意しか沸かない」
水谷は持ち場に戻った。
「Hey、レン」
「どうした、アーニャ?」
「休憩は?」
「13時」
「なら、魔剣士伝説ヨロシク」
「お、おう」
錬治はこの時の会話が理解出来なかった
「13時だな、桜井が帰ってきてから休憩に入るわ」
「了解、俺と桜井で草薙抜きでも出来るから任せろ」
「練習、頑張ってたからな、期待してる」
桜井が休憩から帰って来た。
「お待たせ〜」
「休憩入るわ」
教室を出ると外でアーニャたちが待ち伏せおり、連行された。ミリアお前もか




