文化祭1日目 4
焦土作戦するんで明日はNamelessHunterだけ更新予定です。ホタルのパンツ見放題
たこ焼き組は高校出て、事前に調べた3店舗の内の1つへ向かう。
「草薙、FROやってるのか?」
「やってるぞ」
「俺も始めるか悩んでるんだよな」
「青木くんも私も気になっているんだよね、前に三島さんから誘われたんだけど、その時は忙しくてゲームする余裕なくて」
男子の方は青木、身長は平均だ、たこ焼きのひっくり返すのも俺の手本を見せてすぐにコツを掴んだから中々やるやつだと思う。
「桜井、始めるのはいいがパワーレベリングが出来ない仕様だからコツコツレベルを上げて行くのがコツだな、青木が始めるならパーティー組んでもいいんじゃね」
「マジか、パワーレベリング出来ないのか」
「俺なんて5月に始めて世界取ったから大丈夫だと思うぞ」
「草薙くん、今なんて」
「5月に始めたけど」
「その後、世界を取ったとか言ってるけど」
「草薙、冗談はやめろよ」
「FROには数々の偉業とやらかしをした有名プレイヤーがいるんだよ、山本が言ってたことを話すぞ
そいつは2次転職で『魔剣士』っていうユニーク職、珍しい職なんだけどなったんだよ
1回目のイベント中に戦場でコーンスープを作り始めたり、呪いの魔剣の呪いで環境汚染したり、最近ではドラゴンを5体と天使、堕天使、吸血姫を引き連れて歩いているとんでもないやつが俺なんだとさ」
山本が説明する魔剣士の話しをした。
「草薙は有名プレイヤーっことだな」
「合ってるぞ、山本、月岡、三島、水谷がクランメンバーで全員ぶっ飛んでるくらいやばい」
「草薙くん、山本くんと水谷さんが付き合い始めたのって?」
「あれはな、夏休みの最終日にあの2人が決闘しだしたんだよ」
「2人の職は?」
「山本が『スナイパー』アーチャー職、水谷が『魔拳闘士』だったかな近接職、このゲーム、メイン職は固定だけどサブ職だけ変更出来るからステータスとかスキルとか結構ガバイぞ」
「サブ職の変更は熱いな」
「職っていっぱいあるんだ〜」
「あの決闘、誰かが動画上げてると思うから探したらありそう、最後に水谷が勝って山本に告ってカップルになって2対1で俺と決闘になったぞ」
「うん、意味がわからん」
「でもお似合いだよね、あの2人」
「桜井からはそう見えるのか」
スーパーに到着して、籠の中に買う物を入れていく
「予算余りそうだな」
「ソース以外も購入するか?」
「桜井、候補は?」
「草薙くん、いきなり振るの?醤油マヨ、ネギポン酢、塩辺りかな?」
「「 普通だな‼ 」」
やっぱりあれか
「牛スジの値段見に行こう」
「草薙、なんで牛スジ?」
「ラヂオ焼きって調べてみ」
2人はスマホで検索を始め、納得した様子だ
「草薙、俺は賛成だ」
「私も、作り方や手順が変わらないのは大きいかな」
牛スジの値段を調べてから籠に入れて、レジへ水谷から預かった予算で購入、それでもまだ余ったが返却するが正解だろ、ここでちょろまかすと後々問題になりかねないし
スーパーから高校への帰り道
「さっき調べたけどさ〜草薙、お前凄すぎだろ」
「何がだ?」
「元日本1位のプレイヤー瞬殺だろ」
「あれはな、ミリアがナンパされてたんだよ、ミリアがナンパされるのを見たのは3回目、3回とも俺が処理してるけど」
「月岡さん、ゲームでもモテるんだ」
「回復職って結構誘われやすいんだよ、ミリアの場合は『聖女』ユニーク職だからそれのせいでもある。」
セルとエルにナンパしてきたやつもいたな
「草薙、ゲーム内とはいえ、婚約してるとか次元が違うよな」
「FROを始めたら分かるぞ、一昔前のNPCとはレベル違い過ぎるし普通に生きてるからな、村人を殺してしまうとそこで殺人者になって賞金首になるからな」
「自己中には厳しいな」
「そこに生きている人だと認識すればいい、話しかけたら返事もしてくれるしな、カカオ農家からカカオを購入してるぞ」
「文化祭終わってからやるわ」
「私も〜」
「山本たちにも言っておくから王都まで来たら会えるさ」
「そういえば、隣のクラスの演劇 今日は中止になってたね」
「あ、あれな、あれは酷かった~」
「そんなになのか?」
「魔剣士本人の前で魔剣士伝説しだすんだぜ、水谷の狐獣人が牛獣人に変わってて、全員正座させて説教してたからな」
「明日見れるかな〜」
「明日は姉と妹が来るから見たらぶっ壊すと思う」
「草薙、姉ちゃんと妹いんの」
「2人ともFROやってるし、ワールドPVP日本代表だぞ」
「5人いたな、3人が草薙家で残りは?」
「ミリアと虹色エンジェルの1人」
「え、虹色エンジェルってあの虹色エンジェル?」
「桜井、あの虹色エンジェルで合ってるぞ」
メロディとミイナのログインがまちまちなのは忙しいからだよな、ログインしてる暇あんのか?
高校に到着、教室に戻ると閉店準備をしていた。
「水谷、釣りと買ってきたぞ」
「クーラーボックスに詰めといて、あとで運ぶわ」
「了解」
買ってきた物をクーラーボックスに詰め込んだ
「今日は解散、明日も頑張りましょう」
クラスの士気が高いな、調理以外も案内やビラ配り、プラカードを持って宣伝などそれぞれ役割りがあるからな、サボっていられない 見つかると鉄拳制裁だからな
「レン、暇か?」
「暇になったな」
「帰りにどっかよるか?」
「今日はさっさと帰りたい気分だ、青木と桜井がFROを始めるってよ」
「マジか、始めた記念の武器でも作ってやるか」
「職が分からんだろ」
「それもそうか」
文化祭1日目が終わり、帰宅した。




