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Freedom Resurrection Online  作者: 零侶
ハロウィンイベントと帝国との戦争
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蒼いドラゴン

あ〜スゲー、また騎士が吹っ飛んだ 積もった雪に落ちてるから死んでいないだろう


「アルト、やり過ぎじゃね?」

「クリムからすると遊んでるだけだぞ、まだブレスも吐いてないしな」


全力でブレスを吐かれたら帝都フリーザも消し飛ぶんじゃね?

クリムが少し頑張ったおかげで洞窟の周りを護っていた騎士たちは再起不能になった。


「お疲れさま」

「ぬぉぉぉ〜心地良い」


小さくなったクリムの頭を撫でただけなのだが、ちょっとおっさんくさい武士っ娘ドラゴン


「主君の手は龍王を手懐ける手です。」

「いやいや、ドラゴン以外も撫でると尻尾振るぞ」


ミロクで試してみよう


「何よ」

「撫でるだけ、頭を」

「よし、やりなさい」


ミロクの許可も出たため、頭を撫でると5本の尻尾が揺れている


「わ、悪くなかったわよ、ふん」

「ミロク、ツンデレも可愛いぞ」

「ケー5の馬鹿‼」


いつもの光景ありがとうございます。お腹いっぱいです。獣人にも効くのか?


「次はフィオ来い」

「普通にしてよね」


フィオの頭を撫でる


「なんか、こうふぁーとして、心地が良くて安心出来る感じ」

「いいコメントだな、そろそろ行くか」


肩をミリアに掴まれた


「アルトくん、私にもしてよね」

「アルト、俺にも」

「ケー5に懐かれるの嫌だ、ミロクにやってもらえ」


ミリアの頭を撫でる


「安心するな、飼い猫の気持ちが分かった気がする」

「じゃ、行くか」


洞窟の中へ入って行く


「皇女様が1人で降りれるからモンスターが弱いかいないんじゃない?」

「モンスターの気配はないな」

「主君、先導します。ここまで来ると気配が分かりますので」

「頼んだ」


クリムがパタパタ飛ぶ速度に合わせて移動する。


「残りの龍王武器ってなんなの?」

「フィオじゃ使えないけど杖だ」

「アルトも魔法職じゃん」

「龍王武器なら使いこなせれる職だからな、使える魔法は水と氷限定だと思うぞ」

「属性に引っ張られる感じ?」

「そうそう」


弓はラスティナが持ってるし、槍はアナスタシアが持ってるから借りないと使えないけどな


洞窟を下っていると広間に到着し、中央に氷の中に青白い杖が入っていた。それと人影が


「あなたたちは何者ですか?」

「俺たちは天上人、クラン『月夜の兎』だ、その武器の中に封印されているドラゴンに用がある。」

「この氷はあなたたちでは溶かせません、これは私が手にする物です。渡す気もありません」


身長は160くらい、水色の髪をした魔法職の女性、スタイルはミロクといい勝負、ミリアには負けてる


「その杖のことをしているのか?」

「この杖はフリージア帝国が建国された時からここに眠っていた杖です。いまだに杖に触れられた者がいません。」

「それ、堂々と言うことか?その杖は龍王武器、適性者しか使うことが出来ない杖だ」

「小娘、主君は我等龍王を従えし『神龍騎士』、その杖には我等の同胞が眠っている。そして暗黒の時代が再び起きようとしている。」


ちょっと、クリムさん、暗黒の時代って何?初耳なんですけど、後ろを振り向くと全員目を逸らしやがった。


皇女との会話も平行線でいい加減、面倒くさいくなったから氷に近付き手を触れると氷の中に手を入れることができ、杖を取ることが出来た。


「う、そ、」

「主君‼」 

「分かっている」


杖に魔力を流していくと杖は輝きだし、蒼い龍が頭の上に乗っていた。


「ギャギャー」

「主君、名前を付けろと」

「名前ね・・・・・・・」


分かっていることはこいつは雌、蒼いからブルー、コバルト、アズール、サファイア


「アズールで」

「ギャギャギャ」

「悪くない名前らしいです。」

「クリム、翻訳しなくてもだいたい分かるぞ」

「そろそろ帰るか」


俺たちは立ち去ろうとすると


「待って、杖は置いていってよ」

「龍王武器は『神龍騎士』か適性者しか使えない、適性者を武器自身が決める。杖はあんたには反応していないだろ、適性者以外が触れると大変なことになるぞ」


最後のは嘘で〜す。ビビるかな〜って


皇女は諦めたようだ


「ギャーギャー」

「叩くな、引っ張るな、噛むな、ハゲる」

「アズールが最後ですよ」

「ギャ」

「土のやつもいますよ、性格が変わりすぎて驚きましたが」

「ギャー」

「最初はダーク、闇龍王だな、次にライト、光龍王、アース、土龍王、ラン、風龍王、クリム、炎龍王、アズールは最後だぞ まだ龍王でもないし」

「ギャ」

「あなたは末っ子ですよ、アズール」

「ギャー」

「その子は聖竜から天竜に進化した子、龍になれる可能性を秘めた珍しい子よ」

「クリムちゃん、ホーリーのこと?」

「そう、ホーリーは凄い子」

「ホーリー、もっと頑張ろう」

「ママを守れるくらいになる」

「ホーリーはいい子ね」


洞窟を出た俺たちはフリーザからワープ像を使って帰るか考えたが色々とやらかしているため、クリムとホーリーの背に乗ってラーンドルク帝国側の街からワープ像を使ってクランハウスに帰った。


「解散だな、お疲れ〜」


4人に肩や腕を掴まれた


「アルト、お菓子は?」

「アルトくん、女の子にお菓子の話しをしたからダメなんだよ」


救いの女神ミリーゼと目が合った。ミリーゼは微笑みながら


「アルト様、私もアルト様が作られたお菓子が食べたいですわ」


厨房で出来立てを作る羽目になった。








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