中二勇者の乱8
新作「NamelessHunter」もよろしくお願いします。宣伝効果なんとなくあるんで
中二勇者が『ブレイブオーラ』を発動してから60分が経ち、中二勇者が纏っていた黄金のオーラが消滅した。
動きはかなり遅くなった。
「そろそろ、決めるか」
アルトは『聖剣セイントクルセイダー』から『簒奪剣ゴルト』に装備を変更した。
「そんな玩具に俺は切れないぞ」
「一応説明してやるこいつは『簒奪剣ゴルト』奪う魔剣だ スキルでも装備でも金でもな」
中二勇者は『簒奪剣ゴルト』のやばさを理解したようで逃げようとするが中二勇者の足に蔦が絡まって動けなくなっていた。
「『ガーデンレイピア』は植物の操作、成長させる魔剣なんだぜ 普段は庭の手入れ用だけどな これで逃げれないだろ 観念しろ」
「嫌だ、俺は勇者だ、勇者の力を奪わせてたまるか」
「奪うだけだと面白くないからな〜『真名解放』」
『簒奪剣ゴルト』に『真名解放』を発動する。短剣だったゴルトはショートソード並の大きさになった。
「『封魔剣エターナルシール』かいい能力だ」
『封魔剣エターナルシール』は封印を施す魔剣、今回はかなりのお仕置きが必要だ、3日前くらいに上松さんから対処するようにメールが来たくらいだ。『魔剣ゴルト』の『真名解放』した能力の詳細も教えてくれた。
「まずは1つ」
中二勇者の目を斬り裂いた。ダメージは無いが職業『魔眼使い』を封印
「お前、何をした」
「魔眼を封印したがなにか?」
次に左右の腕を斬り裂いた。腕は力がなくなりだらんとさがり持っていた剣を落とした。
「お、俺は、俺は」
「『勇者』だからなんだ」
『封魔剣エターナルシール』を中二勇者の心臓目掛けて突き刺した。
最後に自慢の『勇者』が封印された。
「これで勇者じゃなくなったな、おめでとう」
「嘘だ、嘘だ、嘘だ ステータス」
中二元勇者は自分のステータスを見て絶望していた。
「封印を解除するには『解魔剣』が必要になるらしいぞ、ごめん 魔剣だから魔剣士しか使えないか(笑)」
『流浪の刀』に変更して、中二元勇者の首を刎ねた。
「起きろ、ネコ皇帝」
アルトはとっくの昔に麻痺状態が治っている皇帝を叩き起こした。
「チッ、バレていたか」
「支配兵になった者は無傷でラーンドルク帝国へ返す。今回は同じ天上人が大変迷惑を掛けた。」
「迷惑を掛けられたついでに頼み事をしたい」
「俺にできる範囲なら」
「レラルヴァ王国との橋渡しをしてもらえないだろうか我はその口下手でな、部下には力を見せれば言う事聞くものが多い」
獣人が大半を占めている帝国、現地人の獣人はだいたい力が強い者の言うことを効くんだよな~
「王国と帝国間のいざこざを無かったことには流石に無理だろ 停戦協定と友好条約を結めばいいと思う それとエルートレント王国の方もな」
「エルートレント、エルフの国か 我は何も知らんぞ」
「このまま、レラルヴァ王国に行くか 俺の婚約者の1人ミリーゼ殿下もいるから話しやすいと思う エルートレント王国の方も婚約者の1人ラスティナ殿下がいるから話だけはしてみろ」
「あい、分かった」
「自己紹介はまだだったな、俺はアルト 天上人さ」
「我はラーンドルク帝国皇帝ガイゼル・レオニール・ラーンドルク よろしく頼む」
俺とガイゼル皇帝は握手した。




