中二勇者の乱2
俺はさっきほどまである魔法を試していた。フィオたちがランを連れてきてしまったせいで魔法を解除したがレイでも俺の姿を見つけることが出来なかったのは成功していたようだ。
トレノは今回はお留守番、孤児院の子供たちにも人気だからなこれぞ客寄せパンダ
「半数は集まっているし、作戦開始するか トラップ班はすぐに着工してくれ つーことでアルトあとは任せた。」
ケー5は俺に丸投げしてトラップを張りに向った。レイはすでに向かっているようだ。
「探索班は2班に分かれて行動、遺跡の方にはアナスタシアがいるから片方の班は合流するように 」
探索班にはアナスタシア、フィオ、エリカ、ミイナ、ミロク、セル、エルが探索班
探索班はチー厶分けをしてから行動へ移った。
「解呪班は基本的にトラップから抜けてきたやつを気絶させてから解呪するように
あと、ドラゴンたちはみんな手伝いな 言う事聞かないとご飯の量を減らすからな」
ドラゴンたちは成長したからかよく食うため、脅し文句に使える
「俺は単騎で勇者を見つけてボコボコにしてくるから作戦開始」
装備を怪盗スタイルにしてから闇魔法『ファントムシーク』を使い姿を見えなくしてから移動を開始した。
「アルトくん、消えちゃったよ」
「ママ、闇魔法だよ」
「ホーリーは魔法の判別も出来るんだ偉い」
ミリアはホーリーの頭を撫でた 周りの解呪班のメンバーはミリアの姿が尊く感じて祈る者もいたとかのちに『聖母ミリア尊いスレ』立ったらしい
アルトはダッシュで走りながら中立地帯の中央まで進んだ
『ファントムシーク』は歩いている時や走っている時に効果があり 武器を持つと解除される 姿や臭いを闇で隠す魔法 上級闇魔法 小石のような投げると武器になる物でも武器扱いになり解除される 暗いところで光に照らされると解除される 肝試し用魔法でもある
「いっぱいいるな」
中立地帯中央には支配兵の大群がおり、ゆっくり歩いている その中には一般の老人から小さな子供までおりほとんどが獣人だ
「なんか、嫌な予感がするな」
アルトはミリアに通信をした。
「どうしたの?アルトくん」
「ダークとクリムに王都の城とクランハウスの様子を見てくるように頼んで」
「分かったよ」
「それじゃ、お願いします。」
転移石というアイテムは存在しているし買うことも出来る 転移先へマーキングしておかないといけないのだが 少数で王都へ襲撃しても対策はしているから大丈夫だろ
アルトは首謀者の勇者を探した。
その頃、アナスタシアは
「アナスタシアさん」
「合流しに来ました。」
遺跡の前で待機していたアナスタシアにセルとエルが合流した。
「アルトからの指示?」
「探索班になりました。」
「アナスタシアさんの方へは私たちが決めました。」
「そう」
「セルお姉様、エルお姉様、お久しぶりでございます。」
「えっと、アースですか?」
「そうですよ、セルお姉様」
「アースはもっと下品だった気がするけど」
「何を仰いますか アナスタシア様に精神から鍛え直され今や執事のような立場でございます。」
アースの変わり様にセルとエルは開いた口が塞がらなかった。




