よし、レベル上げに行こう3
ドラゴニックバレーを抜けた先にある腐敗の龍湖へ到着した。湖だから休めると思うじゃん、腐敗の文字のせいで悪臭と汚臭、毒々しい色の草花、紫色に変色した湖が目の前にありその湖の周りにいるドラゴンは毒を持っていたり、身体が腐り落ちているドラゴンゾンビ、全身骨のスカルドラゴンがいた。
「ミリアの『聖域』がないと毒で今頃、死んでるね」
「ピクニックに来てるんじゃないぞ、セル、エル、お茶の準備はしなくていいぞ、ロザリーも机と椅子は片付けろ」
ミリアの『聖域』のおかげでフィールドギミックを防げている。それとドラゴンたちに気づかれていない
「アルト、耐性を上げる料理ない?」
「草花に触れると毒、湖の水滴が掠っても猛毒だもんな、少し待ってろよ」
アルトは簡易コンロをアイテムボックスからだして早速料理を作り始めた。
「ここからはミリアが攻撃メインだね」
「フィオちゃんも攻撃するよね」
「そ、それはどうかな〜アルトが前衛で頑張ってくれるんじゃない?」
アルトくんのアンデッド相手への攻撃手段は『太陽の剣サンライトソード』『聖剣セイントクルセイダー』『白龍剣白龍之光牙』だけかな 『神龍騎士』の能力はまだ見たことないし
「ミリアとホーリー、エル、ライトが頑張っても良いと思うかな」
「今日はレベリングするってフィオちゃん言ったよね」
「言ったけど、アルトがいるから楽出来るかなって」
料理を完成させたアルトが料理を運んで来た
「出来たけど、効果がやばいとんでもない物が完成した。」
アルトが運んで来た料理はパエリアだった。ちゃんとシーフードも入っているため味も本格的
「アルト、食べたけどステータスがなにも変わってないぞ」
「変わってるぞ、フィオ」
「アルトくん、このパエリアで世界が変わりますよ」
「パエリアの効果は全状態異常無効化だぞ」
「アルトが作る料理は美味しいけど効果がいろいろ頭おかしいからね」
休憩も終わり、早速ドラゴン狩り
「ホーリー、お願い」
「了解、ママ」
「ライトは別のところのあれだな」
「骨だね」
ホーリー、ライトは苦戦することもなくあっさり勝ってしまった。
「俺も適当に狩ってくるわ」
当初の予定通りレベルアップしたがわざわざここでレベル上げる必要あったか?
帰りは俺とラン、クリムはダークに乗り、ロザリーとトレノはライト、セルとエルは背中の羽根で飛び、ミリアはホーリーの背に乗り、フィオは箒に跨ってドラゴニックバレーを通り抜けた。
「飛んだらすぐだよね」
「その代わり、自分の制空権だと主張しているドラゴンやワイバーンが多いけどな」
セルとエルが俺たちの代わりに対処してくれるため、帰りはとても楽だった。
ドライグ龍王国まで戻ってワープ像を使ってクランハウスへ帰って来た。
「今日は解散」
「お疲れ、2人とも」
「疲れたからアルトくんのお菓子とお茶で休憩かな」
「お、それはいいねミリア」
「用意するから待ってろ」
レベル上げのついでにフィオは錬金術に使う材料集め、ミリアはミリアで毒草なども採取していたな
チョコレートソースを掛けたパンケーキを作って持って行くとフィオとミリア以外からも作れと言われ大量に作るアルトであった。




