緊急円卓会議2
ラーンドルク帝国から帰還した俺たちはケー5に招集を掛けてもらう 全員が集まるまで休憩
「お前らいい食いっぷりだな」
「ギャウ」
「ギャギャ」
「ラン、クリム、食べ過ぎると太っちゃうぞ〜」
「でも食べないと僕たちみたいに大きくなれないからね」
「メェ~メェ~」
6体の龍王のなかで光と闇は末っ子に近い扱いだったらしい風、炎は先輩風を吹かせていたらしく、地は元々あれで水は母親ポジションだったらしい ダークが言うには
現在はダーク、ライトがマウントを取っている
「アルト、全員集まったから会議室に来い」
「分かった、お前ら大人しくしとけよ 暴れたら外に連れていかないからな」
アルトはドラゴンたちとトレノを置いて会議室に向かった。
会議室に入るといつも通りの円卓、今回はホワイトボードがある フィオが作った魔道具だろう
進行役はミロクでボードに書く書記はミリーゼだ
「第2回だったかしら?緊急円卓会議を始めるわ」
円卓会議っと言っても会議するだけで序列や第何席とかはない
「まずはハロウィンイベントについて」
「ミロク、ハロウィンイベントの期間はまだあるし今はラーンドルク帝国との戦争になるかもしれないって話からだ」
「ケー5にしては真面目ね」
「つーことで潜入してきた。脳筋兄妹説明」
「ケー5、表でるか?」
「ケー5さん、逆ハリネズミにしますよ」
「話が拗れるからケー5はあとで殴っておくから」
ミロクに宥められた。お前ら付き合いだしてから甘いぞ
「城下町や周辺の街に以上は何もなかった。」
「城の中の人たちは『支配』っていう状態異常でユニーク職クラスじゃないと解呪できないです。
次に首謀者らしい人物ですが」
ガロズ ヒューマン男 レベル38
メイン職『勇者』 サブ職『魔眼使い』『クラフター』
『鑑定』や『解析魔法』でスキルを見ることが出来ない、『アナライザー』も同様だ 『解析魔法』じゃないとサブ職を全て見ることが出来ないため『アナライザー』は凄い魔道具だと言うことが証明されている。
「レイちゃん『勇者』って本当なの?」
「ミリアさん、本当なんです。レベル差もある皇帝をどうやって支配状態にしたのかが分からないんです。」
「アルト、どう見る」
「俺の見解は『勇者』の必殺だろうな、格上相手と同等になる必殺とかあとは罠に嵌めたくらいだな」
「レイちゃん、『勇者』には他に仲間はいなかったの?」
「エリカちゃん、それがね ソロだったのそれとライオンさんが殴られてた。 支配したからってイラついて暴力とか最低だよ」
「敵対国の皇帝といえそれは見ていられませんね 」
「『勇者』の目的はレラルヴァ王国を支配してから世界征服だよ」
全員心の中で思ったことは『子供だ』
「で、ガキの相手は誰がやる?俺はパス」
「必殺が未知数なのが問題よね」
「支配状態を解呪する仕事があるよね」
「そこは俺のツテで人員を増やすから安心してくれ」
「さすがね、ケー5」
「ミロク、褒めてもなにもないぞ」
「お熱いねぇ〜」
「アイドルは恋愛禁止だから」
「メロディもミイナも茶化さないでよ」
アルトは考えた。必殺には大まかに3種類ある フィオみたいな必殺の一撃を放つ 一撃必殺型
レイや俺みたいな、自己強化や武器強化、時間制限がある 時間制限型
ミリアみたいな広範囲を回復させたり、広範囲を攻撃する。範囲型がある
『勇者』は時間制限型の自己強化だろう
「勇者の相手は俺がやる」
「文句なし」
「アルトなら大丈夫」
帝国の動きはケー5の知り合いたちからの報告で分かるだろう
緊急円卓会議はお開きになった。




