レイの潜入
レイ視点
帝都に入る前に遡る
「レイは城に潜入だな、影分身を使った方が効率はいいだろう」
「何を調べたらいいの?」
「城の中の人たちの状態、ここの皇帝は獅子獣人だなら分かりやすいと思うぞ 『アナライザー』で片ぱしから調べてくれ」
獅子獣人ってことはライオンか 確かに分かりやすい
「レイちゃん、この爆弾を渡しておくよ」
「フィオさん、これどう見ても煙玉に見えるけど」
「これは煙玉に見えるけど爆弾だよ、音爆弾と閃光弾と煙玉を全て複合させたやつだから爆発音は本物だよ、それを使えば私たちも潜入しに行くから」
今から城の潜入だよね?どんなモンスター狩りに行くことになっているんだろう?
現在
城に潜入して、調べている。影分身は各階に散らばっており まだバレていない 本体の私は謁見の間の天井に潜んでいると誰かがやって来た。
「城の中は俺の支配化になったな、『支配眼』はNPCにしか効果がないが使い捨ての道具がだからな 次はレラルヴァ王国を支配化に置いて他の他国だな おい、聞いてんのか」
「・・・・・・・」
天上人である人族の男は隣て付き従って歩いている獅子獣人を足蹴にして、イラついたのかサンドバックにしている。
天井に隠れているレイは2人を『アナライザー』で調べる
ガイゼル・レオニール・ラーンドルク 支配状態
男 獅子獣人 皇帝 重戦士 戦斧使い
獅子獣人はこの国の皇帝だった
ガロズ レベル38
勇者 魔眼使い クラフター
隣にいる天上人は『勇者』だった。レイは『アナライザー』で支配を調べる
支配︰魅了、誘惑の最上位 ユニーク職のヒーラーでないと解呪できない
影分身からの情報が本体へ送られてくる 現在、城にいる全ての現地人は支配状態になっている
「ん、どうした?」
ガイゼルは腰に付けた短剣を引き抜き、天井へ投げつけると、天井が壊れ何かが落ちてきた。その何かが落ちると眩しい閃光と爆発に似た爆音、煙が充満した。
「爆弾落としちゃったけど、お兄ちゃんたちと合流が先かな」
爆弾の音でアルトたちは潜入しようとしているとレイが慌てて駆けつけた。
「レイちゃん、使ったの?」
「手違いで落としちゃったの、すぐに撤退しよう ライオンさんに気づかれちゃった」
アルトたちはワープ像へ向かいクランハウスへ転移した。
「おう、お疲れ〜どうだった。」
「報告もあるから全員集めてくれ会議だ」
「よっしゃ任せろ、それとアルト ちびドラがお怒りだぞ」
ランとクリムにご飯を作れと怒られているお兄ちゃんが面白かった。私も昔、あんなことしてたな~
「レイちゃん、『アナライザー』と『爆弾』の感想は?」
「『アナライザー』はとても便利、状態異常も調べれたから『爆弾』は煙玉はいらなかったかな、閃光弾か煙玉のどちらか選べる方が便利だと思う」
「レイちゃん、急いで帰って来たけどバレたの?」
レイはミイナの質問に答えた
「うん、獅子獣人の皇帝に気づかれたよ、すぐに逃げ出したから『勇者』には顔を見られてないよ」
「「 『勇者』‼ 」」
フィオとミイナは驚いて大きな声を出してしまった。
「会議で話すね」




