ラーンドルク帝国へ
斧を回収した後、クランハウスへ戻りロザリーが淹れてくれたお茶を飲みながら休憩と整理する。
「えっと、クリムは雄でいいんだよな」
「ギャー」
「ご主人、違うらしいよ」
「僕たちの記憶だとガサツでうるさい男だったよ」
「ギャーギャ」
「え、ランそれ本当?」
「う〜ん、ご主人 クリムは雌らしいです。」
「ランが言うには舐められてはいけないから男っぽい態度をしていたらしいです。そもそもの原因はアースみたい」
「なるほどな」
アースの性格が本来からあれだったから仕方ねぇな、アースはドライグ龍王国でアナスタシアと特訓中、アナスタシアはドライグ龍王国の宿で泊まっているからアースも同じだろうな、3日1回は帰って来る
俺が持っている龍王武器は
『黒龍刀 黒龍之滅爪』
『白龍剣 白龍之光牙』
『焔龍戦斧 焔龍之剛腕』
アナスタシアが
『地龍槍 地龍之角天戟』
ラスティナが
『翠龍魔弓 翠龍之翼弓』
あと1つは水属性の杖でフリージア帝国領内にあるのは分かっている
「どうすっかな〜」
「アルト様、どうかなされました。」
振り向くとミリーゼがいた。メイド服ではなくドレスを着ており、城に用事があったと思う
「6本目の龍王武器はフリージア帝国にあるんだけど、遠いんだよね」
フリージア帝国はラーンドルク帝国を超えたまだ先にある国で雪と氷に覆われている 船でも時期が悪ければ行くことが出来ない、しかも時期的に今がその時らしい
「フリージア帝国ですか、とても寒いところと聞いています。」
「ミリーゼは行った事ないのか?」
「行ったことありませんよ、それとラーンドルク帝国から送られてきた書状なんですが」
ミリーゼから書状を渡され確認するとラーンドルク帝国皇帝の名前が入っているがミリーゼを要求する内容が書かれていた。
「無視だな」
「私もそう思いますわ」
時間的にもいい頃合いになったのでログアウトした。
夕食後、怜の方も中間テストが終わっているため俺から怜に依頼を出すことにした。
「怜、ラーンドルク帝国を調べて来てくれないか?」
「潜入調査だよね、お兄ちゃんも手伝って」
「潜入調査用のアイテムは色々買ってたな、付き合ってやんよ」
ラーンドルク帝国へ潜入調査に行くことになった。




