炎龍の名前は
10月11日水曜日
2学期の中間テストも終わり、いつものメンバー+二階堂、大門を連れて駅前のガストで昼飯を食べている 食堂はテストの間は閉まっているし
「お疲れ様でした〜乾杯‼」
「「「「「「「 乾杯‼ 」」」」」」」
未成年なので酒ではなく炭酸飲料なんだけど、なぜか全員ドクペ
「草薙」
「なんだ、水谷」
「クランハウスの庭に斧が突き刺さっていたから回収しておくのよ」
「なんで俺?」
「あんたのところのダークがあんたしか触れないからとか言ってたわ」
「了解、帰ったらログインする。」
「それとな、ラーンドルク帝国の方でなんかあったみたいなんだよな」
山本が会話に入ってきた、こいつのコミュ力たまにおかしいからな
「なんかってなんだ?」
「それが分からんから情報屋に探らせてんだよ」
「俺も動けるようにしておく」
山本との会話も終わり、注文して運ばれて来た料理を食べる
「で、たこ焼きとベビーカステラは大丈夫なのか?」
「週1でたこ焼きの日にしているから普通に作れるぞ、FROでも作ってるし」
「たこ焼き機は俺が作った」
「屋台は私が作った」
たこ焼き機は頼んだが屋台は頼んでないんだよ、フィオとエリカが勝手に作った 俺のアイテムボックス内にあるけど
「三島、絵理香ちゃんと合作だろ」
「そうともいう、感のいいガキは嫌いなんだよ」
「三島も犬と錬成されるのか?」
「する方だよ、錬金術では出来ないよ」
「鑑定する魔道具は作ってくれた?」
「出来てるけど物足りない」
「レンくん、華ちゃん、何の話?」
「鑑定する魔道具の開発を頼んでおいたんだよ」
「完成はしてるけどおしゃれじゃなくて」
「今日、見せてもらうぞ」
「感想を楽しみにしとけよ」
昼食も食べ終え、解散した。俺は超特急で家に帰りログイン
「ギャーギャー」
「メメェ~」
ログインして早々、腹の上でチビドラゴン対パンダの取っ組み合いが開始されていた。
腕のリーチや筋力的にトレノ有利だろ ケガされる前に止める
「喧嘩はダメだぞ」
「ギャ、ギャウ」
そ、そんなこと知ってるわよ的なことを言われた。相変わらずのツンデレ
1階へ降りて庭へ向かうとダークとライトが斧の方にいた。
斧は確かに持ちてが地面に突き刺さっていた
「ご主人、炎龍が眠っている龍王武器です」
「この斧って獅子獣人の偉そうなやつが持ってた武器だと思うんだが、ライト、ミリーゼを呼んできて」
「了〜解」
ライトはミリーゼを引っ張って来た
「どうされました?アルト様」
「獅子獣人で偉そうな人、知らない?」
「獅子獣人、獅子獣人、獅子獣人、ラーンドルク帝国の皇帝が獅子獣人でしたわ」
「この武器は元々ラーンドルク帝国の皇帝の武器で何かがあったから武器だけはここに飛んできたのか?」
「ご主人、早く契約しましょう」
「炎龍なら多少の記憶はあると思う」
斧に手を触れると斧から眩しい光が放たれ、紅いドラゴンがパタパタと飛んでいる
「ギャウ」
紅いドラゴンは俺に向かって敬礼をした。
こいつ誰が偉いのか理解しているのか暑苦しいやつだと聞いていたけど
「ギャウ」
「ご主人、この炎龍、実は雌らしいのです。」
「お前ら炎龍は暑苦しいやつとか言ってだろ」
「ギャギャウ」
「男っぽくして雌だと気づかれなかったらしい」
「炎龍は記憶があるんだな」
「ギャーギャギャウ」
「獅子獣人のおっちゃんに斧を振り回されてからの記憶ならだって」
「炎龍の名前はクリムでいいか?」
「ギャギャウ」
「OKだって〜」
クリムから謁見の間で起きた出来事をダーク、ライトの解説付きで説明された。あとはこの情報がケー5お抱えの情報屋とどこまで同じかだな
庭に突き刺さった斧を拾いアイテムボックスに入れた。




