vs剣鬼1
レイたちが狩り場にしていた場所に到着したのだが
「昨日はどんな感じでかれたんだ?」
「私、1人でダメージは受けなかったけど時間が掛かったよ」
「私とレイちゃん、マドカちゃんで連携しても少々時間が掛かったくらいです。」
レイはクノイチの上位『マスタークノイチ』ユニーク職で運営からは忍刀と手裏剣とクナイ、その他諸々忍者グッズをもらったらしい
戦い方は以前と変わらず一撃必殺、背後からの一撃で大ダメージを狙う
移動速度が前よりも速くなった。
MPを消費することで移動速度を上げることが出来る。魔力を足に纏って走る感じらしい普通は5秒毎に1消費されていくがシーフや忍者系の職の場合は10秒で1消費される
俺とレイで持久走をしたとして、MPは俺の方が多いが消費する量はレイの方が圧倒的に少なく足も早いため、同じ時間走ってもレイの方が長距離走ることができる。
「フィオ、箒で飛んでるけど消費MPは多いだろ?」
「そんなことないよ、速度を出すとMPが消費されるくらいだかな」
「レイは遊撃、俺がタンク、エリカはアタッカー、あとの2人は魔法で援護」
「「「「 了解 」」」」
レイが少し先を歩き、その後ろを警戒しながらついて行く 上空ではフィオが飛びながら周囲を見渡している
「アルト、左からなんかやばいのが来る」
「フィオ、ちゃんと説明しろよ」
フィオに文句を言っているとやばいのが周囲の木を倒しながら現れた
見た目は鬼だが鎧を着けており腰には太刀よりも大きい大太刀を装備している。
「『剣鬼』って名前らしいぞ、タウラスとかレオリアを相手にした時と同じくらいのプレッシャーだな」
「アルトはいつニュータイプなったの?先制攻撃する?」
「出方を伺いたいけど、頼んだ」
箒に跨ったフィオは杖を振り、4属性の中級魔法を連続して放ったが剣鬼が着けている鎧には魔法耐性があるようでダメージは微量みたいだ
「ごめん、魔法耐性高いみたい」
「フィオとマドカは魔法で援護してくれ エリカ、タンクを頼めるか」
「任せてください」
俺とエリカは盾を装備していないため、避けタンクになる 『神龍騎士』になったが龍の名を持つ武器しか装備出来ない、サブ職に『魔剣士』を入れたことで『魔剣士』の時に使っていた魔剣が使えるようになるからだ
剣鬼は大太刀を振ると斬撃が飛び避けたが背後にあった木が斬り倒された。
「全員、食らったら死ぬと思っていいかもしれんぞ」
俺とエリカはスイッチしながら攻撃と防御をしていき、レイは毒を塗った手裏剣やクナイで攻撃 フィオとマドカは箒で飛び周りながら魔法で援護をしてくれる
アルトは剣鬼の攻撃を掻い潜り、『妖刀鬼哭』で利き腕では無い方だと思われる左腕を切り落とした。
怯んだ所をレイは着弾すると爆発する手裏剣を投げ、鎧に命中し爆発した。剣鬼の鎧にヒビが入った。
「お兄ちゃん、仕留めれなかった 初めて戦うよ」
「鎧を破壊できれば魔法耐性も無くなると思う、攻め易くなるだろ」
アルトたちの反撃が始まる




