宝の地図
前回の続き、船で桜華に向かう途中幽霊船と遭遇しちゃった(*ノω・*)テヘ
「この中に幽霊船に行くやついる?」
「俺は3次転職をしていないがいいのか?」
「別に構わないぞ、俺は『神龍騎士』のアルト、『魔剣士』アルトって言った方が分かりやすいだろ」
乗っている天上人が口をパクパクさせている。そんなに驚くことか?
「俺は狼剛『剣豪』だ、あのアルトさんだと気づいていたけど話しかけていいのか迷った」
『剣豪』剣士の上位職、順調に行くと『剣聖』になれるな『剣聖』は転職先の1つにあったけど
それと 狼剛、ローガン、ウルヴァリンだな
「他はどうする?」
「あの有名なアルトさんとパーティー組めるならやります。『クノイチ』のツバキです。」
やっぱり『クノイチ』だった
「いい経験になりそうだね 僕は『魔法学者』のユウト」
『魔法学者』魔法使い系の職の1つだ、他者に適性な魔法を教えることが出来る 教師職と言ってもいい
王立レラルヴァ貴族学院にはこの職の現地人が多いらしい
「私もやりますけどまだ1次職なんですけど~『戦士』のクミルです。」
ダークエルフのクミルがこの中で1番レベルが低い、セル辺りに任せるか
「パーティー登録は出来たな、俺と狼剛は前列、クミルは真中、ユウトとツバキは後列 俺のお供たちがサポートに回るから安心していいぞ」
船の船長と話し合い幽霊船へ、幽霊船が現れるのは珍しいらしく中に入る者はいないらしい
「ギャウ」
「メェメェ〜」
「付いて来たけど怖いってか?」
「メェ〜」
「ギャーギャ」
「トレノは肯定でランはツンデレね」
「アルトさんはパンダちゃんやドラゴンちゃんの話していることが分かるんですか?」
「大体は分かるぞ、ツバキも自分でテイムしたモンスターと話して見たらいいぞ」
「騎乗スキルと合わせてテイム系もありだな」
「狼剛、俺はすでにその道を通ったぞ」
「アルトさんパネ〜」
幽霊船の船内はボロボロで宝箱の1つも見つからない
「あと見てないのは船長室くらいか」
「だな、倉庫には腐った食物しか無かったし」
「あの匂いは強烈でした。」
「いつの間にか恐怖耐性を覚えてました。」
「僕もだ耐性系は経験で覚えるのかな~検証が必要になりそう」
最後の船長室に入ると船長だった者の骸骨があった。机の上には地図と3箇所に印がある
「宝の地図か?」
「どこの地図か分からないな」
宝の地図を一旦持ち帰ることに、壁に掛かっていたカットラスが気になったため、他のメンバーに気づかれないように回収しておいた。
船に戻り、桜華に向けて船は動き出した。
「一応、この地図はレラルヴァ王国のある大陸の地図になっているね」
「『魔法学者』すごい」
「MAP機能を使えば分かるけど」
「エルートレント王国、レラルヴァ王国にあるのは分かるけど最後の場所はラーンドルク帝国?」
「もっと上だからフリージア帝国だな、極寒の地にある国でラーンドルク帝国も攻めあぐねている国らしいぞ」
「すげーさすアルだ」
狼剛が持ち上げてくれるのはいいがなんか微妙 美少女からの方が嬉しい
「俺が行くか、フリージア帝国には行く予定だったしな」
「アルトさんなら期待できる」
「報告は掲示板スレで楽しみにしておく」
「掲示板スレやってないんだよな、うちのクランリーダーがやってるからそいつ経由で報告させるわ」
「報告を楽しみにしているよ」
満場一致で宝の地図を受け取ることになった。船が着くまでの間に簡易コンロでスープを作り全員に振る舞う
「これがあのコーンスープ」
「魔剣士伝説に出てくる戦場で作りし食べ物」
「美味しすぎるよこれ」
「コーンスープを舐めてましたすみませんでした。」
クミルが土下座するくらいだった。コーンスープを初めて飲むランはとっても気に入ったようで好感度が上がっている。
船は桜華に到着、パーティーの解散をしてそれぞれ別れた。また何処かで会うと思うな
「いい人たちでしたね、御主人様」
「俺が有名になったからだと思うけどな、狩り場の鬼ヶ島に行こう」
「マスター、先にやることがあると思います。」
「マスター、観光もしようよ〜」
「御主人様、ミリーゼさんたちにお土産を買っておかないといけませんよ」
桜華観光から始まるのであった。




