ロザリーvsラスティナ
ハイエルフの王女ラスティナに勝負を申し込まれたのだが
「ミリーゼ、今ってデートをしているんだよね」
「はい、デート中ですわ」
「ミリーゼのお友達に勝負を申し込まれたんだけど」
「ラスティナのいつもの病院ですから勝ってしまうとハーレムメンバーが増えますよ」
「ミリーゼは増えていいのか?」
「はい、仲のいい知り合いなら結婚したあとも仲良く出来そうですし跡目争いもなさそうなので」
大奥はもっとドロドロしてたよな〜、転生系のマンガやアニメもこんな感じでハーレム増えてるし、これってまさか主人公ムーブだろ ハイエルフといいエルフといい美人だしスタイルいいしおっぱいも大きいし
「アルトくんのクランにケー5くんっている?」
「いるぞ、今日は彼女とデートしてるぞ」
リア充山本は水谷とリアルデート中らしい、最近はキスまではしたと報告されたのは覚えている 俺があいつに言うことは避妊だけはしろよ 口酸っぱく言っている
「ラスティナさんと言いましたか」
「あなた、吸血鬼よね」
「御主人様の忠実なるメイド吸血姫のロザリーです。これでも高貴な血を引いています。」
「私はアルトくんに勝負を申し込んだのだけど」
「あなた如き、御主人様の手を煩わせる訳にはいきませんので」
ラスティナの実力を見極めようとやる気満々だったんだけどな〜ロザリーが相手するならそれでもいいか
「アルトくんの前にロザリー、君を仕留めよう」
「そんなこと言っても良いのですか 負ければ御主人様のハーレムの序列最下位ですよ」
そんな序列あんのかよ ミリーゼは1番だよな
「そろそろ移動しましょうか、場所は別荘の方がいいでしょう」
会計を済ましてから王都の中央から別荘へ移動、別荘の裏手にあるプライベートビーチで行うことになった。
「ミリーゼ、いいのか?」
「ラスティナの実力を見れると思いますし」
「俺も『神龍騎士』に転職してから何もしてないから手加減とか出来ないから助かってるけどさ」
「2人の戦いを見届けましょう。」
外套を外し、エルフ特有の肌色多めの装備をしたラスティナといつも通りのメイド服のロザリーの勝負が始まろうとしていた。
「お互い本気で殺し合わないようにやり過ぎだと判断したら止めに入るからな」
「審判は私、『氷聖の魔術師』ミリーゼが行います」
ラスティナとロザリーは距離を取り、ミリーゼがコインを弾き地面にコインが落ちそれが始まりの合図だった。
ラスティナは翠色の魔弓を構えてロザリーに向けて射る ロザリーは回避しながら距離を詰めるように動く
「お互いスキル無しでここまでやるのか」
「この勝負はこれからだと思いますわ。」
ラスティナの魔弓から放たれる矢をロザリーは『魔剣ブラッディローズ』を抜いて斬り裂いた。
「すごい魔剣だね」
「あなたの魔弓からは御主人様の剣と同じ龍の気配がしますけど」
「そうだよ、これは『翠龍之翼弓』風龍の武器だよ」
「御主人様が探している龍王武器のですか」
「負けてもこれはアルトくん挙げれないよ」
「私が勝ちますから」
「負けられないね」
紅い魔剣と翠の魔弓から放たれた矢が何度もぶつかり合う




