ハイエルフの王女やって来る
9月23日土曜日
昼食も食べ終わり、受験生の怜は勉強 アーニャは朝から仕事でいない 着物を着て撮影らしい写真付きのメッセージが来ていた。
「怜、勉強頑張れよ」
「夕食はお寿司がいい」
「アーニャが帰って来てから食べに行くか」
「やった〜」
ミリーゼとデートするためログインした。
ベッドから身体を起こすと机の上に黒のジャケットと白いカッターシャツ、黒のズボンが置いてあった。
東日本だとワイシャツと言うらしい、地域ではカッターシャツは制服の下に着るやつらしいが関西はカッターシャツだ 装備の表記はワイシャツなんだぜ
「昨日、レイに頼んだやつだ忘れてたな」
今着ている装備と交換した。レイが用意したのはスキンタイプじゃないため、戦闘になると能力はガタ落ちするがそこは仕方がない
1階へ降りると秋らしいゆるふわコーデをしたミリーゼがいた。スカートの丈は膝くらいなので簡単にパンツは見れないと思う
「おはよう、ミリーゼ いつも以上に素敵だね」
「おはようございます。アルト様、さっそく参りましょう。」
今回は2人でデートだ、俺のお供もミリーゼのお供もついて来ていないとはずだ
王都をぶらぶらと歩き、おしゃれな喫茶店でお茶を飲みながら談笑
「デートのプランとか予定とか考えていなかったけど」
「構いませんわ、デートしながらでも民たちの生活を見て回るこれも公務の一環ですしエルートレント王国のお友達がこちらへ遊びに来るらしいです。」
「エルートレント王国ってエルフの国だよね、ミリーゼのお友達ってエルフの王女様なのか?」
「アルト様、いい線をいっていますね エルートレント王国の王族はハイエルフです。あの国ではハイエルフの高貴な血を残すために親戚同士や兄妹の近親婚をしていますわ」
「ミリーゼのお友達も近親婚をするのか?」
「そのはずだと思うのですけど、あの子非常に腕がたつので自分より強い相手としか結婚しないとか言い出しているようで」
「俺が勝てばいいのか?」
「あら、アルト様 私が話した意図を読んだのですか?」
「優しいミリーゼのことだからな、同盟国へ嫁ぎついでに自由にするくらいだろ」
「おっしゃる通りですわ お父様には許可を得ています。」
あの国王様、娘に甘すぎだろ
「天上人が人以外の種族と結婚して産まれた子供はハーフになるのか?」
「文献では天上人の能力を一部引き継いだ種族の子供が産まれるそうです。アルト様が私のお友達との間に出来た子供はハイエルフのままになりますわ」
天上人便利すぎる
「そこで盗み聞きしているロザリー出て来い」
「バレてしまいました。」
「ロザリーにはお仕置きが必要ですね」
「私は御主人様の警護のためでして」
「言い訳無用ですわ」
氷聖の魔術師vs吸血姫だろ、金取れるな
「その、話面白そうなんだけど」
突如、外套被った声からして女性がミリーゼとロザリーの間に立っていた。
「お久しぶりですわ、ラスティナ」
「ミリーゼの声がしたから来てみたら面白いことになりそうだったから」
ラスティナと呼ばれた女性は外套のフードを取るとブロンドヘアーの超美人なエルフだった。
ハイエルフは耳が少しエルフより長いみたいだと言っても比べる相手がケー5とフィオなんだけど
「君がミリーゼの婚約者だね」
ラスティナに話しかけられたが『神龍騎士』の能力が彼女に反応している。
「そうだけど、ラスティナの魔弓は特別製だな」
「見せていないのに分かるんだね、ミリーゼ 彼良い物件だよ」
「そうでしょ、正室は私だからね」
「アルトくんだっけ、全力で戦ってくれない?」
会って数分話した後に決闘を申し込まれた。
 




