3次転職 グライドラ魔国編1
ミリアたちと別れた、フィオとマドカはキャンピングカーで爆走していた。
「マドカちゃん、グライドラ魔国までどのくらい?」
「今の速度だとあと30分くらいだと思います。」
「もっと飛ばすよ」
キャンピングカーの速度は一段と速くなった。
「公道最速理論だよね」
「マシンとの対話も必要ですよね」
「マドカちゃん、分かってるね〜」
「こういう時のbgmはGambleRumbleだと思うんだよ」
「私はDogFightですかね、相手はいなくても自分との戦いということで」
「次はスポーツカーみたいなの作ろうか」
「いいですね〜フィオさんは生産職に転職するんですか?」
「何に転職出来るか確認してからかな、サブ職には『魔導錬金術師』があるから魔導エンジンは素材さえあれば作れるし」
「ウィッチの上位ってどうなるんでしょうね」
「『魔女』とか『魔法少女』とかありそう」
「『魔法少女』はさすがにないと思いますよ『賢者』くらいならありそうですが」
話している間にグライドラ魔国領内に入っていた。
「マドカちゃん、神殿のある街までどのくらい?」
「目の前の街の中です。」
フィオは通り過ぎる前に慌ててブレーキをした。
「シートベルトしてて良かった」
「いきなりの急ブレーキでシートベルトがなかったら窓ガラス割ってますよ」
シートベルトの重要性を改めて思い知った2人だった。
キャンピングカーから降りて徒歩で街に向かい中に入るために長蛇の列を列んだ。
「それにしても人が多いですね」
「魔法職の天上人もいるみたい、マナーを守ってるからまともだよね~」
フィオとマドカは喋りながら待っているとようやく街の中へ入ることが出来た。
「今すぐに神殿に行きたいけどワープ像の登録と錬金術に使う素材を探したいんだよね〜」
フィオはサブ職の1つを錬金術士にしていたが魔導機械文明の物を手に入れたおかげでサブ職を『魔導錬金術師』と『魔導メカニック』に変更していた。
『魔導錬金術』魔道具の製作やポーションの製作も可能だが魔導機械文明の魔導具の製作することが可能 魔導エンジンなど
『魔導メカニック』魔導機械文明の魔導具のメンテナンスや改造するために必要な職
「転職が先の方がいいですよ、ほら」
ワールドアナウンスが流れてきた。
『EXユニークジョブ『神龍騎士』が発見されました。発見者には運営よりアイテムを贈らせていただきます。』
「うわ~アルトだよ、EXユニークジョブってなんだよ、ユニークジョブの上かよ」
「フィオさん、いつものことだと思いますよ 初めてのイベントの時にレイドボスクラスをパーティー単位で倒す頭のおかしい人たちですし」
「マドカちゃん、それ私も入ってるよ」
色々とお店を見ながら神殿に行くことにした。
 




