3次転職 桜華国編1
ケー5と分かれてから道なりを進んで行くと港町に到着したミロク、レイ、ミイナ、えロフだった。
町に入るために門を通らないと行けないのだが長蛇の列が出来ていた。
「時間が掛かりそうね」
「『虹色エンジェル』の物販の列よりも空いてる方だぞ」
「グッズの購入ありがとうございます。」
えロフの発言に感謝してしまうミイナだった
「こういうのって貴族専用の門とかあると思うけど」
「町の規模にもよると思うわ、それに貴族でも友好国の貴族だからちょっとやらかすだけでレラルヴァ王国に迷惑を掛けることになるから」
「お兄ちゃんも同じ事を言うと思います。」
「確かに常識はあるものね、戦闘だけはぶっ飛んでるけど、えロフには注意ね」
「隠れて水着の女性を見てたらイベントが発生したあれですよね」
「そうそう、ケー5からもスカートを覗こうとしたら絞めていいって言っていたから」
「覗かれないように気をつけますね」
今日のレイはスパッツを履いているため下着は覗かれないのだがやられたらやられたで不快な気分には当然なる
「次ですね」
「意外の早かったかな」
「次、身分証の確認を」
冒険者ギルドのカード、商人ギルドのカード、貴族の証であるメダリオンなど身分証明になるような者はある
ミロクたちはレラルヴァ王国の貴族の証であるメダリオンを出した。えロフは冒険者ギルドのカード
「確認が取れたのでどうぞお入りください」
4人は町の中に入り、船着場へ向かう
「出港まで時間がありそうですよ」
「とりあえずワープ像の登録ね」
4人でワープ像の登録しに行き、船着場へ戻った
「船に乗り込んで『桜華国』ね」
4人は桜華国へ行く船を見つけたのだが
「沈没しないよね」
「船内が狭そう」
「ボロボロで心許ない」
「狭くても我慢すりゃ大丈夫だろ」
「「「 信用出来ない 」」」
えロフは心に大ダメージを受けた
「さすがにケー5の嫁、アルトの妹、推しを相手にエロい事考える余裕はない、あいつ等に殺される未来と掲示板にさらされる未来しか見えないからな」
「えロフさんの推し、私だったんだ」
「ケー5の嫁、まだ健全なお付き合いよ」
「お兄ちゃん、過保護ですから」
船にお金を支払って乗り込む、船の見た目はあれだが船内は綺麗で広かったため、高いと思う金額も納得出来た
「『桜華国』に着いたら桜のスクショよね」
「神殿の場所も探さないと」
「武器屋の確認はしないのか?」
「だいたい、ドロップかケー5のオーダーメイドよ」
「マジかよ~いいな〜愛されてんな」
茶化されたと思ったミロクはえロフの顔面にアイアンクローで黙らした。
「他のプレイヤー見ないよね」
「今回のアップデートでレラルヴァ王国から帝国に行ってもデメリットが無くなったので帝国に行ったのだと思いますよ」
「お兄ちゃんの旅行先増えた~しかもミリーゼさんに捨てられなくなってる」
「アルトのことだから帝国には用がないと行かないと思うわ」
「あれだ、アップデート後初日だから3次転職の情報収集だと思うぜ、トレハンのパッチ辺りが集めてるはずだ」
「情報収集専門のクランですね パッチさん顔が広いですし」
話していると船は無事目的地に到着した。下船すると
「うわぁ〜すご~い」
「綺麗ね」
「お花見したくなりました。」
「デートスポットだな」
下船して初めて見た景色は枯れない桜と桜吹雪だった
 




