3次転職 ,エルートレント王国編1
アインに転移した。ケー5、ミロク、レイ、ミイナはエルートレント王国に行くため、アインから南の森へ向かっていた。
「そういえば、お兄ちゃんとお姉ちゃんが魔剣と魔槍を探すとかで最初にこの森を探したって聞いたよ」
「いきなりの爆弾だな、クランハウスの庭が立派になってたな」
クランハウスの庭はアルトの魔剣とエリカの木工により、花を鑑賞しながらお茶会をすることが出来るようになっており ミリーゼを初めミロクのお供たちの憩いの場になっている
「あれを作った魔剣らしいわ、エリカが木工でお茶会を出来るように色々作ったて聞いた」
「あいつも多才になったな」
森の中に入り、真っ直ぐ南下する。
「ちょっと待て」
順調に進んでいたがケー5が待ったをかけた
「レイ、偵察を頼めるか?」
「いいよ」
レイは木に登り、移動を開始した。
「ケー5、どうしたの?」
「さっきから視線を感じたからな」
「ミイナ、一応警戒だけはしましょう」
「了解」
警戒しながら進んでいると、前方から戦闘音が聞こえてきた。
進むとレイが忍者っぽい黒尽くめのやつと戦っており、戦闘に参加せず見守ることにした。
あいつもエルフだったな、見間違えか?でもな、クノイチと張り合えるくらいの戦闘出来てるしな〜
「レイ、その辺にしておけ そいつ発言はクソだけが人間としてはマシな方だから」
「ケー5さんの知り合い?」
「アルトも知っているぞ、おい、えロフ」
「気づいてたのかよ、いい装備を手に入れたからクノイチちゃん相手にどこまでいけるか試したかったのに」
えロフの装備は完全に忍者と言えるくらい全身真っ黒
「つーか、どこ行くん?」
「えロフは?」
「俺はアインでケー5たちを見かけたから先回りして待ち伏せをしてた。」
「暇かよ、エルートレント王国に向かってる」
「3次転職か?」
「今更かよ、俺はエルートレント王国、残りは桜華国行きだな」
「なるほどな〜、俺も桜華国に行くのを便乗する」
「そっかそっか、ミロク何かあったら叩きのめしていいからな」
「OK」
「ミイナも金棒でケツバットしていいから」
「ストレス発散になるからやる」
同行者にえロフを追加して南の森を南下していると森の景色が変わったような気がした。
「景色変わったよな」
「ケー5、ただの森の中よ」
「なんつーかさ、森の色が濃くなったというか、MAPを確認してくれ」
「あ、エルートレント王国内に入ったみたいだよ」
MAPの確認をするとあと少し先に3つの分かれ道があり、真っ直ぐ行くとエルートレント王国の王都エレント
東に向かうと桜華国行きの船がある港町
西に向かうとレラルヴァ王国と貿易している港町に着くみたいだ
歩いていると分かれ道に行き着き、名残惜しいがミロクたちと別れ1人で王都を目指した。
「つーか、1人になった途端、湧き出したよな」
ケー5は魔弓で迫りくるモンスターを迎撃しながら森の中を絶賛移動中
「オークというかフォレストオークか 多すぎだろ」
ケー5は文句を言いながらも『アローレイン』を放ちオークの集団を殲滅している。
オークが多い理由は今回のアップデート後から始めるプレイヤーは最初に所属する国を選ばれるようになっており、王都周辺の森のモンスターは数が多いがレベルが低い設定 ソロでレベルが高いプレイヤーには自然とヘイトが向けられる仕様になっていたからだ ケー5はログアウト後にその事実を知った。
フォレストオーク、フォレストウルフ、トレントを倒しながらようやく森を抜け、王都の門まで辿り着いた。
「身分証の確認を」
「レラルヴァ王国の貴族なんだけど通れるか?」
ケー5は門番にレラルヴァ王国の貴族であるメダリオンを見せた。
「確かにレラルヴァ王国の貴族しか持たないメダリオンですね どうぞ」
ケー5は無事王都に入ることが出来た。
「レラルヴァ王国とエルートレント王国は友好国だからスムーズに行けたしな、神殿を探さないとな」
ケー5が主役




