投票
9月5日水曜日
夏休み明けのテストも終わり、授業も6限目までのフルセットだ 唯一助かっているのは水曜日と金曜日の6限目は総合という所
「体育祭とかあったな〜」
「まだ暑いんだよな、しかも今月末だぞ」
10月に中間、10月末に文化祭、期末は12月
「FROで体育祭するなら、俺勝てる自信しかないぞ」
「レン、お前投票はしたか?」
「選挙か?自民党はクソだぞ、公明党も創価学会とズブズブの関係で質悪いぞ」
「FROの話だ」
なんだたっけ、ワールド・・・ワールド・・・ウイ・アー・ザ・ワールド
「ウイ・アー・ザ・ワールド」
「ちげーよ、ワールドPVPだ」
「自分に投票は?」
「出来るわけないだろ、上位10クランからクランを選択、その中のメンバーを選択したら投票完了 1人に付き1回で5人に投票しないといけないんだぞ」
「クランに入っていないと選出されないんか」
「そういうことだ」
俺と山本が話していると100メートル走に強制的に決まっていた。
俺が出る種目は男子100メートル走、クラス対抗リレー、400メートルリレー走るのが多いな 持久走なら自信あるんだけど
放課後
「山本行くわよ」
「おう、これからデートなんだぜ」
「山本、健全なデートを心掛けろ」
山本と水谷は鞄を持って教室を出て行った。
「あの2人が付き合うとは思わなかったよね〜」
「お似合いだと思うけどな〜」
「ハナえもん、大門とデートしたら?」
「いいけど、大門って聞きに回るタイプでしょ、私だけ話していて本当に楽しいかどうか疑問になるんだよね」
「言いたいことは分かるけど大門は口下手で余り話したがらないからな〜FROだと普段よりも話している気がするぞ」
教室には俺とミリア、三島しか残っていない 大門と二階堂は授業が終わりしだいさっさと帰ったし
「レンくん、私とデートは?」
「夏祭り行ったじゃん」
「うん、あれは楽しかったね」
「話は変わるけど投票したか?」
「FROのでしょ、もうしたよ」
「私はまだだよ」
「俺もまだなんだよな、今から投票するか」
俺とミリアはスマホでFROの公式サイトに飛び、投票ページへ
「まずは火力面を考えてミロクかレイだな」
「私はアルトくんに投票するね」
「ミリアはPVP出たい?」
「戦闘はこなせるけど、接近された勝てないから出たくないよ」
「草薙もミリアも私に入れてよ、出たいから」
「いいよ」
「しゃーねーなー」
錬治とミリアはフィオに投票した。
「他のクランは名前見ても分からんな」
「『ランパート』はいるよかなり下の方に」
「あのクランに強いプレイヤーいたか?」
「レンくんと華ちゃんが暴れたせいで逃げちゃったけ」
「俺のせいか?」
「草薙のせいかな、上空から流星群とか言い出したの」
「俺のせいだな」
俺はレイ、フィオ、メロディ、アナスタシア、ケー5に投票した。レイとアナスタシアは投票しないと怒られそうだと思った。メロディは団体戦になれば有能なバフが多いため、ケー5は嫌がらせ
「いつ発表だ?」
「9月10日の20時だったよ」
「ゲーム内で確認出来るな」
「選ばれたらどうしよう」
「聖女ちゃん人気高いし、『聖女ちゃんを見守り隊』とかいうスレもあったよ会員制で」
「なにそれ、怖い」
投票も終わり、俺達は下校した。
「ただいま〜」
「おかえり、お兄ちゃん」
着替えて、夕食の準備をしておいた。夕食まで時間があるため怜の勉強を見てあげた。




