お祭り開始
今日ばかりは9時に起き、走りに行けなく何よりも腰が痛いのと脱力感が半端なかった。
怜は中学校へアーニャは仕事に行っているため、家には錬治だけだった。
ピロートークで分かったことはソフィアはケー5を振っていた、迷惑なアイドルの追っかけみたいなこともやっていたらしい これはミロクに報告案件になったな
ミリーゼ、ソフィア、サクヤは理想が高すぎるため婚約者が出来なかったため、学院時代は咲き遅れと言われていたらしい
ソフィアには初めてお菓子を振る舞った時に惚れたらしく、サクヤは妖刀がきっかけだったらしい。
「今後が気まずい、とりあえず寝よ」
錬治が起きたのは昼の12時過ぎで怜はまだ帰宅していなかった。
昼食は昨日の鍋の残りにうどんを入れる予定、夜はカレールウを足してカレー鍋、明日はカレーライス 草薙家の鍋スタイルだ
「ただいま」
「おかえり、うどんだぞ」
「予想通り」
怜は着替えに部屋へ行き、錬治は鍋を温めてうどんを投入する。
昼食後
「お兄ちゃん、人魚の国でお祭りだよ」
「すでに人魚の国にいるんだよ、ミリーゼの護衛」
「ふ〜ん」
「今夜は早めに食べるから」
「それは分かったけど、何か隠し事してない?」
「男女の縺れかな」
「なんかドロドロしてそう」
「ドロドロだな、下手するとクラン解散かもな」
「現実味がある」
「今回は戦闘はないと思うから楽しめばいいよ」
「うん」
部屋に戻り、ログインした。
「マスターのエッチ」
「御主人様、おはようございます。」
浴衣に着替え中でした。ちょうとエルが下着姿でこれから着替えるようでミリーゼ、サクヤ、ソフィアはすでに着替え終えておりエル、セル、ロザリー、ネージュの順番で着替えるようだ
「ダークたちに会ってくるよ」
「着付けが終われば呼びに行きます。」
「よろしく」
ダークたちに会うと早速ご飯の準備をする。
「昨夜はお楽しみでしたな」
「ヴィヴィアンは着替えないのか?」
「霊体化して護衛するから着替えの必要はない」
剣の精霊ヴィヴィアンは俺よりも護衛らしい
「ご飯たぞ〜」
ダークたちはむしゃむしゃと食べている。ダークたちも俺が来る前にご飯を食べていたようだが物足りなかったようだ
「トレノ」
「メェ?」
「これを着せるぞ」
トレノに法被を着させた背中には祭りの文字が書いてある
「格好いいより可愛いだな」
「メェ~」
部屋をノックする音がし、サクヤが入って来た
「アルト殿、着付け終えました。」
「見に行くか」
「ギャーギャー」
「メェ~」
4人部屋に行くと浴衣姿の美女だらけだった
「アルト様、感想は?」
「感想が出てこないくらい綺麗だ、ネージュも似合ってて可愛いぞ」
「♪〜」
「ヴィヴィアンも着替えればいいのに」
「お嬢様、着替えてしまうと霊体化出来ません」
「それは不便ですわ」
ロザリーが耳打ちをする
「御主人様、昨夜はお楽しみでしたね、嗅覚が鋭いのですよ。3人から御主人様の匂いがします。」
「詮索はやめろ」
吸血姫の嗅覚って鋭いんか?、血の匂いが分かるくらいだから鋭いか〜
「皆さん、準備は出来ましたか?」
浴衣を着たオリヴィエが部屋に入って来た。
「はい、大丈夫ですよ」
「それでは向かいましょう」
オリヴィエを先頭に後ろから付いて行く、城で働いている人魚は全員浴衣を着ており城の中からお祭りムードが伝わってきた。
玉座の間に到着した。そういえばここは初めて来たわ、『海銃剣リヴァイアサン』をもらった時とか逃げ出したオリヴィエを城まで連れて行ったらくれたし
人魚は女性器はあるが単為生殖らしく人魚の国に男はいない、子供を産むのも成人してから100年以上経ってからとか
サハギンやマーマンは捕らえた雌の体内に卵を植え付けるため昔から人魚は狙われていたらしい
オリヴィエが豆知識的に教えてくれた
玉座の間には人魚の女王、オリヴィエに色気と諸々を埋め込めば完成するような オリヴィエママが浴衣を着て待っていた。
「揃いましたね、ミリーゼさん 祭りの開会宣言をしますので共にバルコニーへ」
「はい、私も一言言ったほうがよろしいでしょうか?」
「ミリーゼさんは友好のために来ていただいておりますので手を振るだけでもいいですよ」
「マ、女王陛下 こちらのミリーゼ様の護衛の者は以前人魚の国を取り戻した勇者の1人でありミリーゼ様の婚約者でもありますのでこの方も一緒の方がよろしいのでわ」
「オリヴィエも成長しましたね、そうですね〜ダメに決まっているでしょう。人魚は番を持たない生き物なのです。国民がミリーゼ様と婚約者様の仲睦まじい姿を見て興奮してしまうとどうなると思っているのですか」
オリヴィエがあとで教えてくれたのだが性的興奮を覚えた人魚は興奮が治まるまでサキュバスのような男を貪り尽くす魔性の生物に変わるとか 成人してから100年以上経っていない人魚によく見られる兆候だそうだ
人魚の女王による祭りの開会宣言があり、人魚の国のお祭りが開始された。
一応、俺達も祭りを見て回ることが可能だがくれぐれも手を繋いで歩くなどしないようにと言われた
俺はトレノとブランを連れて屋台を見て回ることにした。セルとエル、ミリーゼとサクヤ、ソフィア、ネージュ、オリヴィエで見て回るそうだ。
ロザリーは城に残るらしい、人混みが苦手だからとか
玉座の間には人魚の女王とロザリーがいた。
「久しぶりね」
「まさか、あなたが生きていたなんて」
「目覚めたのは最近よ、御主人様の血を飲んでるからあの頃よりも調子がいいし」
「あなたはこれからどうするのですか、かつての仲間はもういませんし、私も今は一国の女王 昔のように冒険に出かけれませんし、あの時代の人間たちは自滅して滅びましたよ」
「それもそうね、御主人様があの時代の遺跡を探索しているわ たまに手伝ってるけど中々厳しいみたいよ」
「神から遣わされた天上人ですか」
「私の御主人様はあの時代の人間たちのようにはならないわ」
「力がある者は力に溺れますよ」
「その時は命がけで止めるわ、契約しているもの」
どんなキャラにも設定やストーリーがあるんです。昔、アクエリアンエイジってカードゲームがあって全てのカードに設定があったのは驚いたよな〜 VGも開始からGまでカード1枚に設定とストーリーがあって今日のカードで公開されてたんだよな
人魚の女王とロザリーは昔、めちゃくちゃ暴れていた仲間です。




