誘拐事件を追え7
Bチーム
上級悪魔に接近したミロクは挨拶代わりの『黒拳』で殴るが悪魔の身体はとても柔らかくダメージが入っているように思えなかった。
「甘い」
悪魔の拳をミロクはガードしたが吹き飛ばされる威力だった。
「レイ、見た?」
「見ましたよ、攻撃するタイミングだけ身体が筋肉質になったように見えました。」
「防御は身体を柔らかくして攻撃時は硬くするような感じだったよね」
「悪魔ならなんでもありだと考えればいいと思う」
「私が魔法で攻撃してみます。」
マドカは『ロックランス』と『フリーズランサー』を同時発動して岩と氷の槍を上級悪魔に対してぶっ放した。
上級悪魔は身体を細くして攻撃を避けていた。
「気持ち悪」
「身体の操作が悪魔の権能というか能力だと思う」
「魔法は避けていたわね レイ、ミイナ、私で仕掛けるからメロディはバフを マドカはあいつに魔法をぶつけなさい」
Bチームの戦闘を見ていたセルとエル
「お姉ちゃん、魔法が弱点だと気づいたみたいだよ」
「何かあったら参戦しましょうか、帰ったらマスターが臭かったらどうしましょうか」
「マスターとロザリーの臭い、強烈だったね〜一緒にお風呂で洗ったらいいんだよ」
「エルは破廉恥ね、よく堕天使しませんね」
「お姉ちゃん、愛の女神様と愛の天使の方が持っと破廉恥だよ、全裸だもん」
「あ〜いましたね、そんな人たち」
Bチーム視点
「ミロク、手伝いいるか?」
「ケー5、うるさい後で殴るから」
ケー5たちは戦闘を終えたようでまだまだ余裕そうだ、アルトたちはすでにいなくなっていた 汚物のような臭いはまだ残っているが
「こちらも少し本気なるか『身体進化30%』」
上級悪魔の身体が筋肉質になり、体格が大きくなった。
「作戦通りに」
「「「「 了解 」」」」
メロディのバフの発動と共にミロクとミイナは左右からレイは上級悪魔の背後から同時攻撃を開始した。
「『炎呪』『流星拳』」
「『羅刹スマッシュ』」
「『ペネトレイト』」
3人の同時攻撃は上級悪魔に命中するが
「ハァァァァァァァッッッハア」
攻撃を受けた悪魔は攻撃に耐え、雄叫びとともにダメージを反射、攻撃を加えた3人はダメージを受けて飛ばされた。
マドカは雷魔法を発動した
「これで終わりよ『サンダーボルト』」
上級悪魔の頭上から魔法による雷が落ちたが悪魔はピンピンしており、魔力を指弾ではじき メロディとマドカは障壁を張りなんとか耐えた
「防御手段覚えてて良かった〜」
「こいつ強すぎ」
セルとエルはミロクの下へ舞い降りた
「加勢しますね」
「あれの『身体進化』は1度受けた攻撃は2度目から効かなくなるんだよ、だから倒すには最大火力でぶっ殺すのが1番なんだよ」
エルはいつもの天使スマイルで話しているが内容が
「あんたたち、アルトに似てきているわよ」
「お褒めの言葉ですね」
「私たちが瞬殺するね」
堕天使と天使は空中へ舞い上がった。
「来たれ天より落ちし純白の雷」
「来たれ地より現れし漆黒の焔」
エルは天から白い雷をセルは地から黒いマグマを顕現させ両腕に集めた
「「 合体混沌魔法『ヘブン&アース』 」」
両腕に集めた雷とマグマは2人の手により白と黒の奔流へと姿を変え上級悪魔を飲み込み、大きく派手な成金趣味の教会はあっという間にボロボロになり上級悪魔は灰になり散った。
その後、隠し部屋を複数見つけたケー5たちは中を調べて行った。
1つの部屋には腐敗臭が漂い実験で死んだ子供の死体が大量にあり、別の部屋には最近誘拐された子供を発見出来た、少し衰弱していたがミリアの魔法により大事にはいたらなかった。
金銀財宝が隠された部屋や聖典などが適当に投げ棄てられたような部屋も発見した。
戦闘音で駆けつけた王国騎士団に後を引き継いでもらいケー5たちはようやくクランハウスへ戻ってこれた。
「お疲れ〜」
「臭くないな、アルトやつれたか?」
「そんなことないぞ」
「ミリーゼちゃんとロザリーはなんか艶々だな」
「そうでしょうか、最近化粧水を変えたからでしょうか」
「私は御主人様の血を飲んでるから毎日艶々です。」
長い日曜日が終わり、ログアウトした。




