誘拐事件を追え5
Aチーム
屋敷の中にあった地下道を歩いていた
「MAPはどうなってる?」
「地下の道しか表示されてないよ~」
「行き止まりか奥に馬鹿強いモンスターがいたら嫌だな」
「ケー5さん、それフラグ」
「ケー5ならフラグを踏むってアルトが言ってた」
「あいつ、そんなこと言ってたのか」
地下道のゴールに辿り着いた
「ここからタラップを登る感じだよね」
「ケー5くん、先頭ね」
「俺、後衛なんだけど」
「ケー5、空気読んでよ〜」
「下着見られたくないです。」
「ケー5くん、デリカシーがないからミロクちゃんにお仕置きされるんだよ」
「アルトになら見られてもいい」
ケー5に味方はいないため、最初にタラップを登り、続いて残りの4人も登った。
「フィオ、MAPは?」
「自分で見てよ〜貴族街の東の方だね」
「う〜ん、何処かで見たことある内装よね」
「ドライの教会」
「エリカちゃん、ドライの教会ってこんな感じなの?」
「はい、サブ職を変更する時に言った教会の内装がこんな感じでした。」
「ツヴァイの教会もこんな感じよ」
「そうなんだ、スラム街の教会しか行ってないから」
「つーことは成金教会の中ってことか」
「そういうこと何じゃない、MAPの外にクランメンバーが待機してるね 人数的にBチームと2人いるけど」
貴族街東にある教会は南北に広がる大きな建物でケー5たちは地下から南側にある建物の中に出て来た。
Bチーム
「ケー5たちが動いたようね」
「行動開始ね」
「レイちゃん、先行お願いね」
レイは教会本堂の扉を確認してから中へ忍びこんだ
レイが見たのは肥った神父と法衣を着た男2人、逃げて疲労している2人の男女がいた
「どうした、お前たち」
「部下がやられたわ」
「聖水の霧とかやべーって」
「ようやく、この男の使い方が分かってきたタイミングで小賢しい」
「でどうするんだ、捕まえた子供は適合出来ずに全員死んだし、戦力が少ない今攻め込まれたりしたら」
「大丈夫だ、忌々しい第1王女への対処はすでにしている ここで動くのはあの王女の手駒の天上人たちだろ」
「ネズミがすでに紛れているようですね『ダークフレイム』」
法衣を着た男の1人が隠れているレイに向かって黒い炎を飛ばしてきた。レイは回避に成功するがバレてしまった。
扉を勢いよく開けてBチームとセルとエルが入ってきた
「ようやく、尻尾を見せたわね」
「ミロクさん、擬態してるので尻尾は見えていませんよ」
「セル、真面目なツッコミいらないんだけど」
「悪魔が5体で合ってるよね」
「みんな、真ん中の肥っているのが上級悪魔だよ、残りは中級悪魔」
「忌々しい天使め゙」
5体の悪魔は擬態を解き、悪魔の姿を現した。
「まだ、天上人で実験はしてないな」
「あいつ、見た目豚だったのにあのマッチョおかしくない?」
「メロディ、擬態してたからおかしくないと思うよ」
矢が法衣を着ていた悪魔へ放たれたが悪魔はそれを手で掴み爆発した、
「そのパーティー、俺達も混ぜろよ」
「悪魔が5体もいるよ~」
「アルトが来る前に叩き潰そう」
「みんな、やる気だ〜」
「エリカちゃん、眼の前の悪魔を倒そうね」
Aチームが本堂に到着した。
「お前たちがこうしている間にも別動隊が第1王女を始末しているだろう」
「あ〜それ無理だわ、ミリーゼちゃん強いし」
「城よりも頑丈だと思うわ」
クランハウスがある方向からとても眩しい光が夜の城下町を照らし、巨大な氷のオブジェが出来上がり儚く砕け散った。
「ほらな」
「忌々しい、お前たちが来てから計画が失敗してるではないか」
紅い血のような色をした斬撃が女の中級悪魔の首を刎ねた。
「パーティー会場ここか?」
「旦那様、舞踏会会場ではなくて武闘会会場ですよ」
「ロザリー、夫婦設定は終わりだ」
アルトとロザリーが遅れて登場した。




