誘拐事件を追え3
Bチーム
ミロク、レイ、マドカ、メロディ、ミイナの5人は王都の怪しい場所を・・・・
「怪しい場所どこよ」
「こういう時ってだいたいスラム街とか敵対派閥の貴族とかじゃない?」
「死体があった場所が貴族街ならスラムは関係ないと思うけど」
「手分けしませんか?」
「レイちゃん、危ないことしたらアルトお兄ちゃんに怒られない?」
「メロディさん、お兄ちゃんはシスコンですけど私はブラコンですよ、話せば分かりあえます。」
レイの発言でミロクは少し考えた『あれ、大志兄さんはシスコンなのかしら?』
「ミロクさん、どうかしました?」
「少し考え事、もう大丈夫だから
ミリーゼの話だと、この国は国王制で女王はないのよ、自分の息子をミリーゼと結婚させて国王にと画策する貴族は普通にいるけど」
「ミリーゼちゃんはアルトくんの婚約者だから頑張ればアルトくんは王様だね〜」
「ミリーゼもアルトもそこまでは求めていないし、ミリーゼのお兄さんが次の国王に確定しているから」
「ミリーゼさんをお義姉さんと呼ぶのは少し抵抗があります。」
「ということは派閥はない感じ?」
「そうね、武官貴族と文官貴族があるくらいよ」
「ミロクさんはどこが怪しいと思うの」
「貴族街にある教会」
「あ〜あの肥った神父がいるとこ」
「あそこの神父、目線がやばかったですよ」
メロディとマドカは東の教会で転職したようだ
「私はスラム街の教会よ」
「お兄ちゃんに勧められました。」
「東の教会で拒否されたからスラム街の教会で転職しました。」
ミイナは鬼人族のため拒否されたみたいだ獣人も拒否されるみたいだ 男の方が高めに料金を取られる
「話を聞いてる限り、怪しいよね」
「完全に黒よ、刑事ドラマに出たことあるから」
「メロディは死体役だったでしょ」
「それは言わないで〜」
5人は貴族街の東にある綺麗で大きな教会へ向かうことになった。
「教会でサブ職の変更する時、めちゃくちゃ取られたけど」
「メロディ、どのくらい?」
「5万」
「あ〜ぼったくられてるわ、スラム街の教会で3回以上、サブ職変更してるけど3万よ」
「あのエロジジイ」
「レイちゃん、なんで花魁なの?」
「マドカちゃん、私のサブ職が『花魁』なの、今から行く教会の神父はエロブタジジイでしょ、魅了状態にして聞き出せばいいんだよ」
ミロク、メロディ、ミイナはレイのヤバさに気付いた『あの兄にしてこの妹か〜』
「どうしたんですか?」
「レイはアルトに似てるな〜って」
「レイちゃんならアルトくんをそのうち追い越せそうだな〜って」
「レイちゃん、応援してるから」
「お兄ちゃんに似てるだなんて褒め言葉ですよ」
ミロクたちBチームは教会の近くに着いたがそこには見知った先客がいた。
「セル、エル」
「ミロクちゃんたちだ〜」
「なんでここに?」
「マスターの命令です。それにここの教会から悪魔の気配がします。」
「アルトのやつ、知ってたんじゃない」
「いえ、マスターは可能性の1つと言っていました。
ここの教会を最初からマークしていたようで」
「マスターからのご褒美は何にしようかな〜」
「エル、真面目にやりなさい」
「お姉ちゃんだって、マスターからのご褒美考えていると顔がだらしなくなってるよ」
「うっ、と、とりあえず 突入するにはまだ早いです。」
「了解したわ、隠れて待機ね」
Bチームとセルとエルは時が来るまで待機することにした。




