誘拐事件を追え2
Aチーム
ケー5、ミリア、フィオ、エリカ、アナスタシアは死体が発見された現場に向かっていた。
「こういう時ってスラム街に死体置くだろ、普通」
「確かに、ケー5でも分かるのになんでだろ」
「面倒くさがりか遠くまで運べなかったか」
死体の発見現場に到着した。花束が置かれており、全員手を合わせる
「初めてしたよ」
「アナスタシアさんは来てから2ヶ月だもんね」
「向こうだと祈る感じだから」
「宗教の違いだよね」
死体があった場所は貴族街の中心、城までの大通りの近くにある空き家となった屋敷の前だった。
「発見した時間は?」
「えっと、朝方ですね 見回りの騎士が見つけたようです。」
「空き家の屋敷を調べて見るか?」
「ミリーゼちゃんにブラン借りた方がよかったかも」
「ミリア、フェンリルに犬のようなことさせるの?」
「サモエドみたいで可愛いよ」
「アルトは白柴とか言ってたな、俺はハスキーに見えるけど」
「エリカ、ここの屋敷はどこの不動産?」
「えっと、ありました。ツヴォルフ商会です。」
「いつものお店だね、私行ってくるよ」
「エリカ、付いて行って」
「はい」
ミリアとエリカはツヴォルフ商会へ屋敷の鍵を借りに向かった。
「ケー5、なんでここの屋敷?」
「ここの屋敷の前の持ち主が犯人とかじゃなくて、前の持ち主と誘拐にあった子供の因果関係とかをだな」
「ケー5、無理してない?ダイジョウブ?」
「ケー5から因果関係とか難しい言葉が出たよ」
フィオとアナスタシアに遊ばれるケー5だった。
「でも、あれだろ 誘拐されたのは夜だろ 子供が夜に出かけるか?」
「それもそうだね」
「そうなると朝から昼の間に誰かにあった?」
「まぁ、そうなるな そいつが人間だったのか擬態した悪魔だったのか」
「悪魔に詳しい人に聞かないと」
「セルとエルね」
「あ、連絡手段がない」
「アルト、経由は?」
「アルトも任務中だから無理だろ」
ミリアとエリカが帰って来た
「鍵借りてきたよ」
「サンキュー、前の家主の情報は?」
「調べましたよ、3年程前から空き家になっているようで、前の家主は事故に遭って亡くなったらしいです。」
「事故ね〜」
ミリアは鍵を開けて屋敷の中に入れるようにした。
「隠し扉、隠し通路を探すぞ」
「ホーリー、お願いね」
「ギャウ」
庭と屋敷を調べ始めた、しばらくしてから
「おっ」
ケー5は壁を叩いていると空洞の場所を見つけた
「これじゃねーか、フィオ手伝え」
「はいは~い」
ケー5はフィオに確認させると
「当りじゃない?」
フィオは壁を破壊すると下へ続く階段を見つけた。
「鬼が出るか蛇が出るか」




