ケー5に制裁を
クラーケンを倒したのはいいが、ダークとライトはお腹が空いて元の小さい姿に戻ってしまい ブランの背中にトレノが乗ってあちらは犬掻きで陸まで泳いでいる
「なぁ、俺ら勝ったよな」
「重装備だから沈む」
「あれだ、アルトが氷を全部溶かしたのが悪い」
「俺のせいにするな」
アルト、えロフ、タイジ、ODAは泳いで陸に向かっている
ダークとライトはブランがすでに回収済でもう陸に上がっていた。
「ワンちゃん、早いな」
「フェンリルだからな」
「アルト『エラワカメ』持ってるか」
「何個か、ストックあるぞ」
「『エラワカメ』ってなんだ?」
「ODAは知らないか、水中の中でも息が出来るアイテムだ、完全に食うか 水面に顔を出すと効果がなくなるぞ」
「えロフ、参加してなかったのに詳しくないか?」
「掲示板スレ見てるからな、大体の話題はアルトだ」
「一生、俺は見ないからな」
「大体の情報リークはケー5だぞ」
「あいつ、あとでしばく」
3人に『エラワカメ』を渡して、水中を泳いで陸に到着した。
「アルト、遅かったな 食材焼こうぜ」
「えロフ、ケー5〆るぞ」
「いいぞ、俺も殴りたくなった」
「俺も混ぜろ、トドメはミロクにしてもらうか」
「お、おう 頑張れよ」
タイジがミロクを呼びに行っている間にアルトとえロフがケー5を捕まえる
ミロクがやって来て、「あんたはいつもいつも」と言いながら『レオナックラー』装備状態でアイアンクロー ケー5のHPがいつも以上に削れている
最後にタイジがめちゃイケの加藤家の加藤浩次の如くジャイアントスイングでケー5を海に投げ飛ばした。
「「「 おっしゃー 」」」
ミロクを含めて全員でハイタッチしてケー5への制裁は終了した。
「アルトくん、バーベキューするんだよね」
「やるとは言ったけどこんな大規模になるとはな」
「アルト、料理人職の人たちも手伝ってくれるよ」
「マジで、フィオナイスー」
早速、バーベキューの準備に取り掛かった。
食材を並べて各自で串に刺して焼くスタイルに変更、テーブルは木工職人職持ちの人たちが最速で作ってくれた。
「ダーク、ライト、トレノ、ご飯だぞ」
「わん」
「ブラン、これはお前にだ 今日はありがとう」
ネージュも欲しそうにしていたため、ご飯を食べさせた。
アルトは1人、黄昏れていると
「マスター、お疲れ様でした。」
「マスター、結界には一点集中だよね」
「最後の一撃、お見事でした。御主人様」
セル、エル、ロザリーがやって来た、色々約束したことを思い出した。
「ブランってどこにいる?」
「ミリーゼさんと一緒にいましたよ」
「ありがとう、行ってくる」
バーベキュー会場になったビーチから少し外れた所にミリーゼがいた。
「わん」
「ブラン、忘れてなかったぞ」
「アルト様、お疲れ様でしたわ」
「ミリーゼが見ていてくれて心強かったよ」
「メェ~メェ~」
「忘れてないからな」
ブランをテイムモンスター用ブラシでブラッシングをするとブランの白い毛が輝いて見えるようになった
トレノも同じ様にブラッシングしていく
「♪♪♪♪♪」
「ネージュもか」
ネージュの場合は髪の毛だけだが、元々サラサラだった髪がさらに綺麗なサラサラヘヤーになった。
「アルト様、私にも」
「ミリーゼ、モンスター用なんだよ」
「そうですか」
時間は夕方になり、バーベキューパーティーも御開きになった。
アルトたちはクランメンバーと合流した。
「2回目のイベントの時にレイが言ってた誘拐事件があっただろ」
「あ〜あったね」
「王国からの正式依頼があった」
「誘拐事件を解決しろってか」
「最近になってまた合ったみたいで騎士団も見回りしているんだけどな」
「20時にクランハウス集合だな」
「アルトとケー5はまだ出来るの?」
「一旦、ログアウトして休憩は必要だけどな」
「俺もアルトと同じ感じだ、フィオも馴れれば出来るぞ」
別荘へ帰ってからログアウトした。




